概要
日本初の純国産「第三世代型AS」を目指して、防衛省技術研究本部とEHI(恵比寿重工)などが共同開発した試作AS。全高8.6m。基本装備時重量11.0t。アーバレストが忍者のイメージだったのに対し、サムライをイメージしてデザインされたという。本機のアピールと性能試験のために、日本側からD.O.M.S.(ダーナ・オシー・ミリタリー・サービス)へと(書類上では固定武装を持たない「重機」という理屈で)引き渡された。
主な武装は日本刀に似た外見を持つ10式単分子カッターや穂先の根本部分に短砲身の散弾砲をマウントした十文字槍型のドラゴンフライ近接戦闘システム。また、「アジャイル・スラスタ」と呼ばれるAS用クラスター式アークジェット推進器を搭載しており、通常のASとは全く異なるイレギュラーな運動性能が発揮できる。
現在の所、市ノ瀬達哉が乗る、高速機動や近接格闘に長けている1号機と、アデリーナ・アレクサンドロヴナ・ケレンスカヤが乗る銃撃戦に向いた2号機<ブラスト・レイヴン>、ユースフ・ビン・ムハンマド・ビン・カリーム・ケートリーが愛機のヴォルフを失った後乗ることとなった、電子戦性能を尖らせた3号機<ファントム・レイヴン>、新生D.O.M.S.の捕虜になった三条菊乃がクララと溝呂木から任されることになった、敵攻撃に対する迎撃性能を高めた4号機<イージス・レイヴン>が存在する。