声優は羽多野渉。愛称はフェンリっち。
同作品の主人公であるヴァルバトーゼの執事で、主人に絶対的な忠誠を誓う狼男。「すべては、我が主のために」という口ぐせ。
固有魔ビリティーが全てヴァルバトーゼ関連の内容、ドラマCDの解説で「閣下への忠誠心は半ば狂信的」とまで書かれたほどであるなど、主に心酔しているのがよく分かる。
かつては暴君と呼ばれる程の悪魔であった主が、今やプリニー教育係という閑職に落ちぶれている現状を快く思っておらず、主を支配者の座に押し上げるため、日々画策している。
悪知恵が働き、嘘や詭計が上手く機転が利く。人間の血を飲む事を自ら禁じている主人に、人間の血を仕込んだイワシを食べせようとする、主人を庇って怪我をした時はこれ幸いとばかりに、一芝居打って自分の血を飲ませようとする(人狼なので多少該当している)など、主の為には主すら騙す。ちなみに「またしても」と言う主人のセリフから察するに、頻繁に仕掛けてる様子。
少々天然ボケ気味の主人へのツッコミとフォローも上手い。時にはアホ呼ばわりしながらも上手く主人を支えている忠臣である。
人間の事は基本的にアホ呼ばわりして見下している。まあディスガイア4の人間は、そう呼ばれても仕方が無い事ばかりやっているのだが・・・。
また、あまりにも主人に心酔しているためか、周囲からゲイの疑惑をかけられたり(「覇道に女は不要」、「世界の覇者に恋愛要素は無用」と言いきった)、ツンデレ扱いされることもある。
ヴァルバトーゼに出会う前は自らの野望をかなえてくれそうな者を探すがてら傭兵家業をしており、
『月光の牙』と呼ばれる腕利きだった。ある日、ヴァルバトーゼを快く思わない悪魔から彼の暗殺依頼を受けたのが、出会いの始まり。いろいろあった後にヴァルバトーゼから『全ての人間の畏怖の対象になる』という野望を聞き出し、さらに自分の窮地を身を挺して救った彼についていくことを誓った、という。ちなみに、フェンリッヒ自身の野望は「秘密だ。」とのこと。
関連イラスト
ヴァルバトーゼと一緒に描かれたイラストが多い。