ハングリーバーガー
はんぐりーばーがー
概要
遊戯王OCGに存在するモンスター。儀式モンスターの1種であり、専用の儀式魔法「ハンバーガーのレシピにより降臨する。
レベル6なので、儀式の準備によるサーチに対応している。また、効果を持たない儀式モンスターなので、絶対魔法禁止区域などでのサポートも可能。儀式モンスター全般に使用できる高等儀式術はデッキから通常モンスターを墓地に送る必要があるので、通常モンスターが多いデッキならばサポートカードの共有も可能と、サポートカードには恵まれている。
しかし、初期の儀式モンスターらしく攻撃力は2000と非常に低い。前述のサポートカードの存在を考えても、この攻撃力では採用は難しい。
また、このカードと同じレベルで、ほぼ同じサポートを受けられる儀式モンスターの「デビルズ・ミラー」は、攻撃力2100とこのカードよりわずかながら攻撃力が高い。基本的にはそちらを採用する事になるだろう。
イラストは鋭い牙の生えたハンバーガーが描かれており、名前からしても「食べられる」のではなく「食べる」側である。
ゲームボーイ版の遊戯王ではシステムの違いから、現実よりも強力なカードとなっている。
そこに書かれたフレーバー・テキストから見るに、やはりこのカードは「食べる」側のようだ。
と、ここまでは単に初期に大量生産された「効果を持たず、攻撃力も低い儀式モンスター」である。
しかし、このカードにはそれらとは違う、ある特徴がある。このカードのテキストを見てみよう。
儀式モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1850
「ハンバーガーのレシピ」により降臨。
フィールドか手札から、レベル6以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
おわかりいただけただろうか。このカード、なんと戦士族なのである。イラストには恐ろしげなハンバーガーが描かれているだけであり、どう見ても戦士族ではなく悪魔族が相応しい風貌である。それなのに戦士族。いったい当時のKONAMIはなにを思ってこのカードを戦士族に設定したのだろうか?
しかし、実はこのような「どう見ても種族を間違えているモンスター」は他にもいる。
例えば、「マタンゴ」はいかにも植物族といった名前とイラストだが、戦士族。「くいぐるみ」も、どちらかと言えば悪魔族といったイラストだが戦士族である。
戦士族はどれだけ懐が深いのだろうか?
一応、この種族設定のおかげで、ハングリーバーガーは戦士の生還などの戦士族サポートを受ける事ができる。とはいえ、儀式モンスターをサルベージする意味はかなり薄いのだが・・・。
ちなみにもしこのカードが悪魔族だった場合、前述した「デビルズ・ミラー」の完全な下位互換となってしまうので、その兼ね合いもあるのかもしれない。