ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

L96A1の編集履歴

2014-03-16 23:24:55 バージョン

L96A1

えるないてぃんしっくすえーわん

イギリス製の狙撃銃

イギリスはアキュラシーインターナショナル(Accuracy International)社(以下、AI社)の開発したボルトアクション式狙撃銃Precision Marksman(以下、PM)。

そのイギリス軍採用モデルの名称。

多くの狙撃銃と違いアルミのフレームにポリマーのストックを被せた構造となっており、バレルはフレームに接続されたレシーバーのみと繋がったフルフローティング構造となっている。

マガジンはM700等で見られる内蔵型マガジンではなく、取り外し可能な箱型マガジンを採用している。

銃本体を固定するバイスと工具さえあればバレルが簡単に交換が出来る構造になっている。

バイポッドはフレーム先端にロッド状の部品を取り付けることでベルサバイポッドが装着可能で、先端部下部にはハリスバイポッドの金具が取り付けられ、汎用のバイポッド金具用のスロットも搭載されている。

ベルサ用の取り付け部はナイトビジョンといったアクセサリ用レールの取り付け部としても利用されており、ドイツ軍のG22等で装着しているのを見ることが出来る。

スコープマウントレールは空気銃や猟銃でも使われているドーブテール規格の12mm幅を採用、現在主流となっているユニバーサル、ピカティニー等の20mm幅に対応する為にアダプタが用意されている。


L96A1のその後

L96A1(PM)をベースにスウェーデン軍のトライアルに対応するためにArctic Warfare(以下、AW)が開発された。

AWは極地戦闘用を意味しており、寒冷地での仕様を想定した構造となっている。

チークピース(頬あて)が調整式になるなど、様々改良が施されている。

AWへの改良後にL118A1の名で改めて制式化されている(L96A1は順次L115系(最新はL115A3)に順次入れ替わる事となる)。

知名度の違いからか、ゲーム等に登場するものやエアソフトガン等の商品等、殆どの物がPMではなくAWがL96A1の名前で呼ばれている。


短銃身黒色ストックのAWポリス(AWP)、サプレッサー内蔵バレルを装備したAWサプレッスド(AWS)、

折りたたみ可能なストックのAWフォールディング(AWF)、マグナムライフル弾を使用したAWマグナム(AWM)、大口径のAW50、MSR(モジュラー・スナイパー・ライフル)向けに開発されたマルチキャリバーモデルのAX、等の様々なバリエーションがある。


各国での採用状況

イギリス軍ではPMをL96A1、AWをL118A1、.338Lapua Magnum仕様のAWSMがL115A1として制式化されている。

スウェーデン軍ではAWをPSG-90の名で、オーストラリア軍ではAWをSR-98の名で採用。

ドイツ軍は.300Win Magnum仕様のAWMをG22の名で、AW50をG24の名で採用している。

他にも多くの国が採用している。


現在

AI社は2005年に一度倒産したものの無事再建。

AWシリーズは口径別に分類が変更され、7.62mmx51モデルは「AE」、旧AWMは「AW」、12.7mmx99モデルは「AW50」へとなった。


さらには新型のAXシリーズであるAX338やAX50を開発・製造、従来のストックもAXストックと一部部品を共通化したMark III、ATシリーズを開発するなど、変化も見られる。

M700などに使用可能なAICSストックもAXとATの二種類用意されている。


AXはアメリカの特殊作戦軍のMSR(モジュラー・スナイパー・ライフル)プロジェクトに合わせて開発されたもので、サーマルジャケットとアクセサリープラットフォームを兼ねた八角形断面のバレルジャケット、銃身やボルト等の最低限の交換により.338LapuaMag・.300WinMag・.308Winに対応するマルチキャリバー化、折り畳みストックといった特徴がある。

バレルジャケットは上側のみがジャケット先端まで届く長いレールとなっており、それ以外の七面はKeyModと呼ばれるNoveske社とVltor社が共同開発した汎用アタッチメントが採用されており、既に登場している様々な長さのレールやスリングアタッチメントといった様々なアクセサリーを取り付けることが出来る。

分解によりスーツケースサイズに収まるのも特徴。


データ

全長1,158mm
銃身長657mm
重量6,550g
口径7.62mm
装弾数10発

関連イラスト

MEISAI-JKみんな大好きL96A1!


関連タグ

狙撃銃

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました