トリクシー(Trixie)は『マイリトルポニー』に登場するヴィラン(悪役)。
CV:Kathleen Barr(日本語版だと柚木涼香)
日本語表記はまちまちで、「トリクシィ」だったり「トゥリクシィ(トゥリクシー)」だったり、「トリックシㅡ」という表記をされる事もある。
説明
初登場はS1E6。ポニーヴィルに訪れて来た旅人ポニー。
キューティマークは魔法の杖。
非常に見栄っ張りな性格で、自身を最高で最強(The Great and Powerful)の魔法使いと自称する、尊大な態度のユニコーン。
(日本語版だと「とぉ~っても素晴らしいトリクシー」と訳されている)
様々な魔法を周囲に見せびらかし、自慢の魔法でUrsa Major(大熊)をも倒したと豪語している。
しかし、彼女の自慢話が本当だと証明するためUrsa Minor(小熊)を誘き寄せて来てしまった子供(スニップス&スネイルス)を尻目に、果敢に立ち向かうでもなく慌てて逃げ出すトリクシー。
それでも子供にせがまれ何とか退治しようと試みるも、やっている事といったらロープを操るだけ、小さな雷を落とすだけ……実は大した実力でない事が露呈してしまい、ついには自分を大きく見せたくて作った嘘だったと白状する。
そして騒動は最終的にトワイライトがあっさり解決。
作り話が全部バレた事で赤っ恥をかいたトリクシーだが、それでも尊大な態度を改める事は無く、相変わらず「最高で最強の魔法使い」と自称しながら、ポニーヴィルからそそくさと逃げ去った。
(この際、日本語版だと「覚えてろよー!」と小物っぽい台詞が追加されている)
…ただ、そんな彼女だが、見栄っ張りな性格と溢れ出る小物臭が超可愛いと好評。(特に大きなお友達に)
復活を心待ちにしているファンは多い。
それ以降あまり大きくは登場していなかったが、S3E5では久しぶりに再登場。
(スタッフのコメントによれば、いずれ復活させる予定だったらしい。)
どうやら作り話が全部バレた事により今までのような活動ができなくなったらしく、行く先々で恥をかいた上、興行にも支障が出たため採石場での肉体労働を余儀なくされたそうで、その恨みを晴らすべく再びポニーヴィルにやって来たらしい。
『Alicorn Amulet』と言う魔法の首飾りを手に入れた事により、以前とはうって変わって強力な魔力を手に入れたトリクシー。
トワイライトとの勝負にも勝利し、彼女を追放した上、ポニーヴィルを支配し始める。
以前よりも悪質な存在に変わってしまったトリクシィだが、これは強力な呪物であった首飾りによって正気を失っていたためであり、トワイライトの活躍で首飾りを取り外され、正気に戻った。
この騒動の後、再び相変わらずな態度でポニーヴィルを去るが、
今回は素直に反省と謝罪の意志を示し、少し態度が柔らかくなった様子を見せる。
この振る舞いから今後もまた復活する可能性も高い。
大きく登場したのはこの2話だけだが、
モブとしては稀に背景に紛れ込んでいるのが見受けられる。(S1E9等)
S2E49では本人は登場しなかったが、新聞記事のネタとして名前のみ公開された。
作中では「トリクシー」としか呼ばれていないが、
2012年3月に発売された玩具にて、「トリクシィ・ルラムーン(Trixie Lulamoon)」と改めて命名された。
「The Great and Powerful Trixie」という名乗りは、
「オズの魔法使い」の名乗り「I am OZ the great and powerful」から来ており、
それ故に「実は大したことが無い虚勢」ということを如実に示している。
映画『Equestrian Girls』では擬人化姿で登場した。
二次創作においては本編での絡みからか、トワイライトと一緒に描かれている事が多い。
また、アメコミにおいての絡み(下記)やフルネームの月繋がりか、プリンセス・ルナと一緒に描かれる事もあるようだ。
アメコミでは
アメコミ版ではヴィランと言う立場から完全に消えたのか、普通にポニーヴィルに暮らしている設定になっているらしい。
本編第8話ではナイトメアラリティが送り込んだ敵達の侵攻を阻止するために住民達と供に戦い、過去の出来事で悔い続けているルナを励むなど、善意的に大活躍した。
第9話ではSummer Wrap-Up Hoedown & Festivalで再びショーを開き、
S1E4の出来事を自ら書き換えたデタラメなストーリーを解説すると言う、相変わらずだが彼女らしいシーンを見せた。
また、ミニシリーズの第3話(ラリティ編)ではイベント後のパーティに参加し、チアリーと一緒にゲームをしていた。