概要
両腕が千切れており、肩から新たに腕を生やした幻想体。
分類はT-02-21-07。危険度はHE。
顔から胴体にかけて大きく割けた口を持っている。
生やした腕は刃の形になっており、ワープ整理要員のように次元を裂くことができる。
乗客という名前であるが、能力や容姿を考えるとワープ整理要員の方が近い。イベント内では運送会社の職員と呼ばれている。
見た目に反して理性を保っている幻想体であり、頭を下げ礼をする、道案内をするといった行動が確認されている。
ワープ列車内を彷彿とさせる機械的な空間を形作り、その所々には肉がこびりついている。
またW社との関係性に関する考察はムルソーによる観測記録でもされており、
イサンの《次元裂き》では獲得時演出にW社のロゴがはっきりと写っているが、イサンの体で隠れているため、E.G.Oイラストで直接確認するのは難しい。
腕の刃で次元を裂き、過去作で爪が「血清W」の使用時見せたようなワープをすることができる。
しかし、腕を破壊されてからでも次元を裂き、逃げることができることから、次元を裂く能力自体は腕と関係ない可能性がある。(単なるバランス調整の都合の可能性もある)
様々な耐性があるのか不明だが、戦闘時には血の流れる次元血の流れる次元、絶えず振動する次元絶えず振動する次元、電流を吐き出す次元電流を吐き出す次元、毒の湧き立つ次元毒の湧き立つ次元に潜っている。
E.G.O「次元裂き」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
E.G.O侵食時は彼とほとんど同じ姿になる。
E.G.O使用者
余談
バンザイをしているようにも見える特徴的な腕やあらぬ方を向いた目など外見のインパクトが強く、
《次元裂き》実装時には主張の強すぎる変顔でイラストに登場し笑いを誘った。
サービス開始当初は彼のギフトの〈藍色のジッポライター〉の評価が今以上に高かった事もあり、名前が判明していなかった当初から「ジッポくん」などの愛称で親しまれている。
幻想体のデザインはゲーム"deadspace"に登場する『ネクロモーフ』のオマージュだと思われる。
ちなみにE.G.O 次元裂きは使用者によって武器が異なるが、該当囚人のW社人格で使用している武器と同じ形式のものである。(イサンはナイフ、ホンルはポールウェポン、ウーティスはガントレットから生える刃物形状)
下半身は血にまみれたW社の制服、大きく本来の口部分から腹にかけて大きく開いている口、きれいに切断されたかのような断面の腕、上半身は皮膚が剥かれ筋肉が丸見え。
筋繊維のようなもので構成された背中から生えた新たな腕のような伸びたナニカと、それと融合している次元屈折刃で構成された、鏡屈折鉄道2号線に登場する幻想体。
切断されたかのような本来の腕部分や、顔から胸あたりに大きく開いた口からはkqe-1j-23にも見られる触覚のようなものが蠢いている。
kqe-1j-23と道を失った乗客の筋繊維のようなもので構成された部分は大きく見た目が酷似しており、その上両方とも充電を扱う幻想体である。
言及されてはいないが、何か関係性があるかもしれない。
はっきり言ってグロい。某X等でのこいつのE.G.O紹介映像でもモザイクがかけられるレベル。
Library of Ruinaでも登場した愛の町を作り上げる一因となったWarp列車に関係した幻想体であると思われる。
使用するスキル、武器からもW社社員(低くとも3級以上)であると予想される。
恐らくこの幻想体はL社で生成されなかった幻想体であり、
理由は不明だがWarp列車に乗って乗客となってしまい、事故で次元の狭間に落ちてしまったがW社支給装備で脱出。
しかし、それまでにその空間内で脱出に長い歳月がかかった影響か、他の乗客による影響のせいかわからないが、このような姿になってしまったものだと思われる。
このことは幻想体には生えている位置が変わっている部位はあるものの、人間としての部位を何一つ失っていないことからも推察できる。
しかし、脱出したとて鏡ダンジョン:イベントでもあるように会社からは乗客としても社員としても記録が消されてしまった上に、次元の狭間からは脱出できたものの帰り道を長い年月で失って、いつまでもさまよい続ける、そしてもし都市に戻ってこれても自分の本来の立ち位置へ帰る道の無い、哀れな幻想体だといえる。
《高速空間切断》は、演出面では前作品であるルイナに出てくる足爪の使用する大技《血清W》で、数人を巻き込んで攻撃する様は前々作品ロボトミーにも登場する足爪の大技《血清W》のようである。
やはりW社の保有する技術だからか攻撃方法等が似通っているのだろうか。