次元の狭間に事故で落ちた哀れな乗客が見える。この乗客がいなくなったことさえ大体の人は気付かないだろう。
概要
両腕が千切れており、肩から新たに腕を生やした幻想体。
分類はT-02-21-07。危険度はHE-04。
ワープ列車内を彷彿とさせる機械的な空間を形作る。
敵対個体
道を失った乗客 / 屈折された道を失った乗客
初登場は鏡屈折鉄道2号線。
幻想体は両腕で充電の増加、破裂の付与をしながら攻撃する。
2ターン目から一定ターン毎に体力が30%以上ならば次元に隠れる。全部位が混乱状態なら次のターンに次元に隠れる。このときに次元を四つ生成する。この次元を全て倒すと幻想体本体が現れる。1ターンで次元を全て破壊すると充電回数5を失って全部位の混乱区間が30前進する。破壊出来なかった場合は残った次元の種類に応じてステータスが上昇する。
体力が30%以下になると強力な広域攻撃を使用してくる。発動する前にさっさと倒しきることが吉。
血の流れる次元 / 屈折された血の流れる次元
幻想体が生成する赤色の次元。
この次元が残っているなら幻想体のダメージ量が10%増加する。
毒が沸き立つ次元 / 屈折された毒が沸き立つ次元
幻想体が生成する緑色の次元。
この次元が残っているなら幻想体の最大体力値が20%増加する。
電流を吐き出す次元 / 屈折された電流を吐き出す次元
幻想体が生成する青色の次元。
この次元が残っているなら幻想体のコイン威力が1増加する。
絶えず振動する次元 / 屈折された絶えず振動する次元
幻想体が生成する黄色の次元。
この次元が残っているなら幻想体の速度が1増加する。
E.G.Oギフト
名称 | 効果 |
---|---|
藍色のジッポライター | ターン開始時に憂鬱属性のE.G.O資源+1、それ以外のE.G.O資源のうち2種類をランダムで+1。 |
巡察用懐中電灯 | ターン開始時に効果適用対象の人格が充電回数または特殊充電を獲得・消耗するスキルを保有している場合、充電力場状態のときに対象/味方のスキル1のマッチ威力+1,ダメージ量+10/15/25%。ターン終了時に効果適用対象の人格が充電力場を保有していない場合、次のターン開始時に充電力場2/3/4を付与。 |
幻想体情報
顔から胴体にかけて大きく割けた口を持った幻想体。
見た目に反して理性を保っている幻想体であり、頭を下げ礼をする、道案内をするといった行動が確認されている。
肩から生えた腕は刃の形になっており、ワープ整理要員のように次元を裂くことができる。そのためW社と何らかの関係があると思われる。
恐らくこの幻想体はL社で生成されなかった幻想体。
理由は不明だがWarp列車に乗って乗客となってしまい、事故で次元の狭間に落ちてしまったがW社支給装備で脱出。しかし、それまでにその空間内で脱出に長い歳月がかかった影響か、他の乗客による影響のせいかわからないが、このような姿になってしまったものだと思われる。
しかし、会社からは乗客としても社員としても記録が消されてしまった上に、次元の狭間からは脱出できたものの帰り道を長い年月で失って、いつまでもさまよい続ける、そしてもし都市に戻ってこれても自分の本来の立ち位置へ帰る道の無い、哀れな幻想体だといえる。
E.G.O「次元裂き」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
E.G.O侵食時は彼とほとんど同じ姿になる。
E.G.O使用者
余談
バンザイをしているようにも見える特徴的な腕やあらぬ方を向いた目など外見のインパクトが強く、
《次元裂き》実装時には主張の強すぎる変顔でイラストに登場し笑いを誘った。
サービス開始当初は彼のギフトの〈藍色のジッポライター〉の評価が今以上に高かった事もあり、名前が判明していなかった当初から「ジッポくん」などの愛称で親しまれている。
幻想体のデザインはゲーム"deadspace"に登場する『ネクロモーフ』のオマージュだと思われる。
ちなみにE.G.O 次元裂きは使用者によって武器が異なるが、該当囚人のW社人格で使用している武器と同じ形式のものである。(イサンはナイフ、ホンルはポールウェポン、ウーティスはガントレットから生える刃物形状)