空間移動

くうかんいどう

空間移動とは、文字通り空間を移動することである。

概要

大まかに捉えれば、方法を問わずに空間を移動すること。

細かに捉えれば、テレポート等を使い空間を移動すること。

単純に超高速で移動する高速移動と異なり、密閉空間などに閉じ込められた場合、障害物を排除する事無く脱出が可能となったりする。

テレポートの場合

アニメ等でお馴染みの移動方法。超能力でもポピュラーなものの一つ。手等で触れて移動するか、手等で触れずに移動するかは自由。原理は超能力、科学技術、魔法など色々ある。

たとえば、とある魔術の禁書目録及びとある科学の超電磁砲では、11次元ベクトルを介して移動させる。高次元空間を移動するという概念は割と古く、2次元の平面世界を舞台とした1884年の小説『フラットランド』の時点で登場している。

ワームホールの場合

空間に穴を開けたり歪めたりすることで空間の2点間を繋げてショートカットする方法。ワームホール、ワープゲート、ポータルなど呼称は様々。どこでもドアやportalなどが有名。

ワームホールを使った発想として、ワームホールを縦に２つ並べて水などを落として水力発電すれば永久機関が出来上がるというものがある。ワームホールが物体を上に押し上げて位置エネルギーを増やす事で、無からエネルギーが生まれているのである。

どこでもドアで火おこしをしてみる。by夕凪観光

これはわれわれの宇宙では実現不可能である。「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」というエネルギー保存の法則があるため、運動を続けるためにはエネルギーをどこかで消費しなければならないのである。たとえばワームホールで上に押し上げた分だけ物体の温度が下がったり、ワームホール自体を維持するエネルギーを消費したり、地球の自転エネルギーなどのエネルギーを変換したりなどのエネルギーの収支が考えられる。

しかし、もしもエネルギー保存の法則を破ることが可能な宇宙でなら永久機関として機能する可能性がある。

ワームホールの場合は空間だけでなく、時間の移動も可能だという手法を物理学者のキップ・ソーン博士が考案している。ワームホールの口の片方を高速で移動させると相対性理論によって時間の遅れが発生し、ワームホールの口同士に時間のズレが生じる。この時間のズレを使うことで通行可能なタイムマシンになるというのである。もちろんそのためのハードルは非常に高く、実現可能かは不明。

自動車等での場合

これらは、想像しなくても分かる物。ただの輸送。