かろうじて残っている翡翠色の海水は、もはや何かがいるような気配がしなかった。
概要
巨大な貝の幻想体。貝には黒い足が複数ついている。
分類はO-02-21-11。危険度はWAW-05。
緑色の粘液が散乱した干潟のような空間を形作る。
敵対個体
歩く真珠 / 屈折された歩く真珠
ストーリー5章で登場。かつてU社支部で管理されていた幻想体だが、蒼白の鯨に支部ごと飲み込まれていた。
幻想体は幻想体本体は体力を減らしてくる「毒」や精神力を減らしてくる「幼虫」といったデバフを付与してくる。バフが重なるとかなり持って行かれるのでマッチに注意。
幻想体は戦闘開始時に「緑色の粘液」という特殊バフを10得る。スキルによってこのバフの数値を消費することで緑色の液体を生成する。生成された緑色の粘液がしばらくの間残っているならば、緑色の粘液を捕食してバフの数値を増加させる。さらにはバフの数値によって攻撃加重値が増加するスキル《沸き立つ緑色の粘液》を使用してくる。
また幻想体の殻の耐性は全耐性0.7とかなり硬い。
緑色の粘液 / 屈折された緑色の粘液
幻想体が生成する粘液。生成されるとターン終了時にこちら全員に毒を付与してくる。
E.G.Oギフト
名称 | 効果 |
---|---|
粘つくエキス | 貫通スキルまたは暴食属性のスキルが敵に的中時、対象へ防御レベル減少2を付与。 |
生体猛毒バイアル | 振動威力を保有した敵が死亡した場合、対象が保有した(振動回数と振動威力の合計×0.5/0.75/1.25)分、次のターンにランダムな敵1体(幻想体の場合はランダムな部位1つ)に怠惰ダメージを与える。 |
幻想体情報
巨大な貝の姿をした幻想体。貝の中には無数の目玉がついており、口からは緑色の粘液が溢れている。
緑色の粘液は毒性、腐食性、麻痺性を持ち、さらには粘液の中に幼虫が無数に蠢いており、絶えず共食いを繰り返している。
生えた足は黒く真っ直ぐな棒がジョイントで繋がれたもののようにも見え、どこか無機質な印象を覚える。
貝の中には輝く真珠があるが、それはこの幻想体が作り出した物である。奪われても再び作ることができるようだが、輝く真珠にとっては非常に重要で、存在意義に近いものであるようだ。
E.G.O「沸き立つ腐食」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
E.G.O侵食時は幻想体とほとんど同じ姿になる。
E.G.O使用者
余談
幻想体のデザインは漫画家伊藤潤二の『ギョ』を参考にしたのではないかという推測がある。
幻想体自体のモチーフは韓国のガチョウに関する昔話の可能性がある。幻想体は真珠の作れる貝であるため、ガチョウ要素はない。
しかし幻想体の本質的な部分が汚物に囲まれた真珠などと考えた場合、一致する点が多々ある。
戦闘中はノリノリで貝部位を左右に動かすことが、ネットミームの"Get Stick Bugged LoL"を彷彿とさせる。