弓道は武道の一種である。
概要
和弓を使って矢を放ち、遠く離れた的に命中させて本数を競う。これはあくまでも試合での内容で、級や段を取るときは、射形の美しさと筆記試験によって左右される。ただし、高段位ともなると、的中も重要視される。
実際には射形が整っていれば的中率の高さに正比例するので、射形は綺麗なのに当らないということは、どこかしら至らない点がある。
元々、武芸十八般の最高位にあったため、半端な心意気では弓を持ってはいけないとされる。
柔道と同じくらい部活動での事故は多く死亡率が高い。命が助かったとしても、腱や筋肉に大ダメージが残るため、その後の生活に支障をきたす可能性が大いにある。前述の半端な心持で弓を習ってはいけないのはこういうふざけたり、気が緩んだ結果起こる事故を防ぐためでもある。
弓道の基礎練習はかなり長く、手の内や縦線といった一生かけて身に着ける技術を、一応の合格点をもらうまでにも長い時間がかかる。このため、学生弓道では大体7月から8月辺りに的前に立てるようになるが、それまでに辞めてしまう人がけっこういる。
関連イラストと作画資料
創作物において
創作物においては学園モノなどにおける袴キャラの一派としての見方が強い。
なお弓道は現在広く知られている「武道」の中でも特に礼儀や作法、形を重視する傾向にあるため、実用上どうしても遵守できない部分も出てくる。このためバトルモノなどで弓術キャラが出てくると、弓道経験者から総突っ込みを受けることもある。
「弓道=武術としての弓」では無いことを心の片隅に留めておいて欲しい。