概要
従者であるルーンフォークのメッシュを引き連れ、50年前に発見された水の国《女神の涙ルーフェリア》にふらりとやってきた人間の少年。
初登場時16歳で、現在17歳。
プレイヤーキャラクターであり、主人公的なポジションに位置する。当然PTから一度も離脱したことが無く、最新刊までずっと『ぞんざい勇者団』のリーダーとして全体の指針を決め、常に先頭を歩いている。
冒険者技能はファイター/フェアリーテイマー。後にライダーとバードも取得するが1レベルで収まっており、基本的にフェアリーテイマーをつまみ食いしながらファイター一本伸ばしという成長の仕方をしている。
通称はジークで、Pixivでもこの表記でタグ登録されていることが多い。
ぞんざいでいい加減、悪ぶった言動が多い不良少年。
だが実際はかなりのお人好しで、困った人がいると必ず助けるような善人である。
メッシュと共に調子に乗ることも多いが、シリアスな場面では真面目で熱血漢な部分を見せる。
カリスマ性もあり、(何故か現在のところPT内の男性限定ではあるが)要所要所で度量の広さを感じさせる発言をしており、仲間たちを感動させている。
プレイヤーキャラクターとしては珍しく、女性関係がかなり濃い(後述)。
家族構成
父ザムエルは元冒険者の商会長だったが既に死亡。
母フィーレも亡くなっているため、弟のベル(ベルハルト)と共に、母方の叔母であるドーレの世話になっていた。ちなみに祖父アレクサンドロスは《集いの国リオス》首都ラスベートの議員、曽祖父は議長であり、段々と落ちぶれている。
生前の父から贈り物として2体のルーンフォークを渡されており、ジークの従者が男性型のメッシュ、ベルの従者が女性型のアイシャとなっている。
ラスベートの有名な商家であるデーニッツ家を弟に押し付ける形で旅に出たが、兄弟仲は良好。
そして旅をする中で、《年輪国家アイヤール》第一皇女のミスティンが、自分の異父姉だと発覚した。
経歴
「英雄の素質がある」と常日頃からメッシュに煽られその気になり、アイシャに追い出されるような形で共に旅に出て、訪れた国《女神の涙ルーフェリア》にて冒険者として生計を立てていくことになる。
エア・ソラ姉妹、そして元商人のムーテスを仲間にし、ルーフェリアやカイン・ガラ、アイヤールなどフェイダン地方の様々な国家を渡り、活躍していく。
途中、PT名を正式に『ぞんざい勇者団』と定めた。
7巻からソラ・ムーテスが離脱し、新たにニゲラ・イスミーを仲間に加え、更なる冒険に出る。
やがてルーフェリア・アイヤール両国家を救い、メッシュが望んだ通りの救国の英雄となるが、本人は地位などは求めず、気ままに冒険者を続けている。
リターンズではアイヤール第ニ皇女ジャスティからの依頼で、身分を隠し騎士学校に潜入。
しかし演技が大根なことと剣の腕前を隠そうとしていないため、早くもボロが出てしまっている。
女性関係
とてもモテる。
本人の器の大きさもあり、様々な女性たちから惚れられ、フラグを乱立させている。
彼自身もかなりの女好きで、キャラクター作成の段階で「執事よりメイドのほうがいいじゃん!」と言ったのを皮切りに、端々で萌えを求める発言をしたり、女性を口説いたりしている。
また、かなりのブラコン&シスコンで、弟相手に「血が繋がってなければなあ」とのたまい、姉の婚約者(11歳)に敵意を剥き出しにすることも。
しかし中の人的に何か思うところでもあるのか、PTメンバーに関しては自らフラグを立てに行くことはあっても、フラグを立てられそうになると必ず折っている。
なお、9巻の「ジャスティを嫁に貰っていいか」という発言以外、口説きの言葉は全て本気だったらしい。
現在は小神ルーフェリアの分体である少女ルーを「嫁にする」といって憚らない。
だが、その上でセラフィナの着替えを『インビジビリティ』で覗くことを考えたり、コレットをデートに誘ったり、GMに頼んでファンのモブ女生徒を登場させてもらったりと、女好きな部分は留まるところを知らない。
なお、ジークの女性関係についてはプレイヤーたちも承知しているらしく、イスミーがジークの冗談(「ルーがいなくなってもリアがいるからいいや(意訳)」)に対して諌めるような発言を行った際、ムーテスがイスミーに対して「心配しなくても君よりフラグは多い」と発言している。