概要
初登場時7歳(現在8歳)。
プレイヤーキャラクターであり、ぞんざい勇者団の初期メンバー。彼の行動指針は常にジークと共にあるため、PTを離脱したことはない。
続編のリターンズにおいても、変わらずジークに仕えている。
冒険者技能はグラップラー/セージ/スカウト/マギテック。後にアルケミストを習得している。
ジークを支援するために技能をつまみ食いした結果、やや器用貧乏と化してしまった。
本名はメシュオーンだが通称はメッシュであり、Pixivでもほとんどこの表記で登録されている。
基本的に無私であり、主であるジークを立てることが行動原理。
ジークが英雄として大成することを本懐とし、そのためにあらゆるお膳立てを尽くす。
だが根本的におちゃらけた性格をしており、ジークと共に悪巧みをしたり、他人をおちょくったり、女性NPCとジークの間にフラグを立てようと必死になるなど、シリアスとは無縁な行動が目立つ。
また、非常に口が回り、他人へのおべんちゃらがすらすら出てくる。それによって無用な戦いを回避したことも、少なからずあるほど。
ちなみに、中の人は別のリプレイで渚の大司教ことバトエルデンのプレイヤーもやっている。
同作者の「へっぽこーず」において、PTメンバーの誰か(イリーナ・バス・マウナの3人が候補。バスの可能性が高い)と、ゲストキャラのローンダミスも兼任していた(へっぽこーずからの引き継ぎプレイヤーは彼一人だけらしい)。
ダイス運が悪く、スカウトの判定をよく失敗しており、エアにキツい対応を取られることも。
冒険者技能的にダイスを振る機会も多いため、知らず知らずのうちに他の仲間たちと比べてピンゾロ分の経験点を多く入手しており、ある回の成長では合計経験点が他のメンバーより2000点も多かったために他のプレイヤーからピンゾロ由来である事を指摘されるまで「どこかで計算を間違ったのではないか」と焦る場面もあった。
容姿
ブラウンの髪をオールバックのようにし、両脇の前髪を垂らしたような髪型に、青~緑系統の瞳。
かなりの長身で、首にルーンフォークという種族であることを示すための硬質パーツが備わっており、左の耳にも機械的な装置を付けている。
なお、この容姿は《年輪国家アイヤール》の英雄パジャリガーの姿を模したものである。
家族構成
遺伝元の親は不明。容姿はジェネレーターによって改造されたものなので、似てない可能性が高い。
ジークとは主従という関係ではあるが非常に仲が良く、たまに従者とは思えないような発言を本人にぶつけることがある。ジークが英雄らしからぬ行動や発言をすると大袈裟に嘆いたりもするが、たまにジークからカリスマ性のある言葉をかけられ、感涙することも。
ジークの弟であるベル(ベルハルト)とは、リプレイ内においてあまり絡みはない。
そのベルの従者であるアイシャとは同じデーニッツ兄弟へのプレゼント仲間であるが相性がとてつもなく悪く、顔を合わせるたびに口喧嘩が絶えない。
なお、彼はパジャリガーの影武者をするために作られたルーンフォークであるため、いくつかの同型機が存在する。作中ではその中で見事に役目を果たした影武者の一体、その子孫である通称「パジャリガー・セカンド」が登場する。
こちらとも(一方的に因縁をふっかけられるため)非常に仲が悪いが、向こうは直情的な性格のため、うまく口八丁で丸め込むことも多い。
経歴
パジャリガーの影武者として製造されるがその役目を全うすることなく任務が終了し、ミスティン姫によってジークの父ザムエルに譲渡され、ジーク9歳の誕生日に従者としてプレゼントされた。
仕える主人が子供だったことにショックを受けるが、自分が仕えるに相応しい英雄になってもらうことを決意。常日頃からジークを唆し、ついに(アイシャに追い出されるような形で)共に旅に出る。
辿り着いた《女神の涙ルーフェリア》にてエア・ソラ・ムーテスとパーティを組み、ジークの従者として彼をサポートしていく。
冒険の途中、自らがパジャリガーの影武者であることを知り、付き纏う因縁に辟易とする。
7巻からメンバー交代によってソラ・ムーテスが離脱。代わりにニゲラとイスミーがパーティに加わるが、その最初の冒険にて死亡してしまう。
なんとか蘇生には成功したものの、1年分(1巻の終わり頃から死亡直前まで)の記憶を失ってしまった。
能力や技能自体は問題なく使えるものの、これによって様々な不都合が(主にGMの想定していたシナリオに)生じることになる。
そしてアーメス神との最終決戦において、再度死亡。しかしバトエルデンのコール・ゴッドによって、全ての記憶を取り戻した。
続編のリターンズにおいては、変わらずジークに仕え、側に侍っている。
騎士学校への潜入任務では、ワルターという偽名を用いる。しかしまったく慣れていないため、主人共々醜態を晒す結果となってしまった。
なお、任務の途中でスカディのローラに惚れられ、四六時中付き纏われている。だがルーンフォークであるメッシュは妖精の姿が見えないため、「何やらよく分からないが肩が重く、風邪でも引いたのか寒気がする(背後から抱き着かれているため)」という怪現象めいた珍事になってしまった。