風林寺砕牙

ふうりんじさいが

風林寺砕牙は漫画「史上最強の弟子ケンイチ」の登場人物。

「生死を分けるのは技でも力でもない。心だ。」

プロフィール

無手組を統括する闇の最高幹部。風林寺流武術の達人。

梁山泊の長、無敵超人「風林寺隼人」の息子。美羽の父親。

多数の為に少数を犠牲にするという典型的な殺人拳の思想を持ち、拳聖曰く、一影の名を呼ぶだけで命にかかわるらしい。

不要な殺人は行わず、また振舞いもどちらかといえば誠実で、人の命を助ける事さえもある。

一方で、多数を助けるのに必要と判断すれば女子供でも容赦なく殺害する。

好きなものは鳥や動物などの自然。

梁山泊にはかつて砕牙が彫った猫の彫刻が保管されており、それを見る限り芸術に関しても悪くない腕前だった様子。また、秋雨との親交による影響か、医療の知識もある。

美羽の事は気にかけていて、ジュナザードに美羽が誘拐された時は、本当に危険な時には美羽を守れるよう、デブの傭兵に変装してまでジュナザードの城に潜入していた。

かつてジェームズ志場に勝利した他、ジュナザードの部下である達人数人を瞬殺している（本当に殺した）。

また、メナングによると、逆鬼と本郷の2人を相手どるよりも危険な相手らしい。

元々は活人拳を誇りとする武術家で、主に絶滅危惧種の調査などを行っていた。

しかし暗鶚衆である静羽と恋愛結婚したことで、暗鶚衆の長の怒りを買い、抗争の引き金となる。

抗争初期は活人を貫き戦ったが、徐々に多数の為に少数を犠牲にする考えに変わってゆく。

抗争末期には少数を犠牲にする術である「殺人拳」に傾きいていく。妻である静羽を殺害したかに思える描写があるが、後に暗鶚衆の長・穿彗が砕牙に変装して静羽を殺害した事が明らかとなる。

という設定であったが、実際に過去が描かれると暗鶚の抗争が始まる前から既に一影九拳の一人であり、殺人拳側の人物であった。むしろ、一影としての立場が災いして暗鶚衆たちから疑惑の目を向けられ、結果的に静羽の側にいることができず、静羽は穿彗に殺害されてしまった。

一影九拳の長。

長らくシルエットでしか登場していなかったが、ティダード王国編で初登場。

拳魔邪神に美羽がさらわれた事で、本当に危険な時だけは美羽を守れるようにと、傭兵「ジョン・カーペンター」に成りすまして邪神の城に潜入。

達人に襲われていた兼一、美羽、メナングらを助けて姿を消す。