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「生死を分けるのは技でも力でもない。心だ。」

「「君のような男なら・・・」「信頼に値する」と。」

プロフィール

年齢38歳
誕生日10月25日
身長190㎝
体重98㎏
趣味化学,野鳥観察,山登り
将来の夢武術をもっと世のために活かすこと
異名一影
所属闇・無手組(一影九拳),梁山泊
エンブレム
使用武術風林寺流武術
武術タイプ
弟子鍛冶摩里巳

人物

風林寺流武術の達人。

無敵超人「風林寺隼人」の息子で美羽の父親。更に岬越寺秋雨の親友だった男で空席の梁山泊のもう一人の達人。

正体は闇の無手組の首領。

不要な殺人は行わず、振舞いもどちらかといえば誠実である。

一方で過酷な経験によるものなのか、「より多き者のための小さな尊き犠牲がある」と考える合理主義者でもある。

闇の無手組の最高幹部としての実力は確かで、一影の名を呼ぶだけで命にかかわるらしい。

梁山泊にはかつて砕牙が彫った猫の彫刻が保管されており、芸術に関しても悪くない腕前だった様子。また、秋雨との親交による影響か、医療の知識もある。

指導の腕も達人級で武術以外にも勉強など、教える事が得意。

弟子育成では精神鍛錬を重点化してる。

拳魔邪神に美羽が誘拐された時は、デブの傭兵のカーペンターとして本当に危険な時は美羽を守れるよう潜入したり、久遠の落日で闇の行動が表面化してくると岡本という政府の人間として情報提供や梁山泊のサポートしたり、諜報活動が得意な暗鶚衆の技術を独自に改良した変装術で体格,雰囲気まで変えられる。

殺人拳と活人拳の両方を知りながら未だに己の道を決めれてない面で葛藤したり、事情があるとはいえ闘いでは感情的になる事もあったり、ある意味で人間らしさも溢れてる。

兼一の事は、初対面時より信頼に足る人物と認めている。

いつ、一影九拳より離反しているのかは明かされてはいないが、少なくとも作中で初登場したティダート王国編では、自分の存在を可能な限り気づかせない様にしていた点からも、その時は既に離反していた様である。

また、離反する切っ掛けとなったのは、妻である静羽と関わりを持った時と同時に出会い親友となり、後にもう一人の一影にもなった暗鶚衆の長・穿彗が、暗鶚衆の開放派の仲間達を裏切って、妻諸共殺害したという真実を知ってしまったからである。

また、終盤にて秋雨が穿彗の存在や彼を止めるべく砕牙が行動していた真実を知っていた点からも、秋雨とだけは密かに連絡を取り合い続けていた事がうかがわれる。

これは余談ではあるが、

岡本という政府の人間として登場した際のある場面で兼一から、

「あなたからは馬師父と同じ臭いを感じる!!」と言われる点より実に色んな意味で紳士であるのかもしれない。

実力

ジュナザードの部下の達人数名を文字通り瞬殺したり、闇の武装兵の隊を不殺で鎮圧したり、穿彗を倒してる。

同じ一影九拳とはいえ最強格の拳魔邪神から油断なく警戒される点より実力は確か。

※ただしジェームズ志場の件に関しては穿彗によるものなので除外。

過去

元々は活人拳を誇りとする武術家で、主に絶滅危惧種の調査などを行っていた。

しかし暗鶚衆である静羽と恋愛結婚したことで、暗鶚衆の長の怒りを買い、抗争の引き金となる。

抗争初期は活人を貫き戦ったが、徐々に多数の為に少数を犠牲にする考えに変わってゆく。

抗争末期には少数を犠牲にする術である「殺人拳」に傾きいていく。妻である静羽を殺害したかに思える描写があるが、後に穿彗が砕牙に変装して静羽を殺害した事が明らかとなる。

という設定であったが、実際に過去が描かれると暗鶚の抗争が始まる前から既に一影九拳の一人であり、殺人拳側の人物であった。

むしろ、一影としての立場が災いして暗鶚衆の解放派のメンバー達から疑惑の目を向けられた結果、内部崩壊を招かない為にも静羽の側にいることができず、静羽は穿彗に殺害されてしまった。

本編

一影九拳の長。

長らくシルエットでしか登場していなかったが、ティダード王国編で初登場。

拳魔邪神に美羽がさらわれた事で、本当に危険な時だけは美羽を守れるようにと、傭兵「ジョン・カーペンター」に成りすまして邪神の城に潜入。

達人に襲われていた兼一、美羽、メナングらを助けて姿を消す。

その後、最終決戦の際には、日本政府側の役人・岡本として兼一達と行動を共にし、一影九拳の拠点へ向かう最中で、若き武術家達の指導を行っている。

そして、穿彗が自身に扮して静羽を殺したのが自分たと告げ、そのショックで暴走し窮地に陥っていた美羽の元へと駆けつける。そこで穿彗と初めて互いの正体を明かす事になり、妻である静羽の仇を討ち、彼と櫛灘美雲が目論んでいた久遠の落日を止めるべく、壮絶な激闘を繰り広げる事になる。

父・風林寺隼人によって久遠の落日の要となるミサイルが破壊された後、兼一と全力を出し合って闘い抜き破れた弟子の鍛冶摩里巳に、真に武の発展を望むのならば生きる事を諭す。そして、殺人拳と活人拳のどちらを選ぶか葛藤していた迷いの吹っ切れた砕牙自身もまた、兼一達活人拳の使い手達が勝利した事を認める。

エピローグの写真では、小さくだが父・隼人と二人で写真をとった姿が描かれており、この事からも、最終的には活人拳側に回帰した事がうかがわれる。

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