プロフィール
人物
活人拳を掲げる梁山泊の豪傑の一人。理知的で穏やかな文化人的風貌だが、怒らせると一番怖い。
殺人拳を掲げる闇を狂った思想と断じ、否定している。
闇の最高幹部である一影とは親友の間柄だった。
道場の裏で接骨院を経営し、生活能力が皆無な梁山泊の面々の生計を担っている。書画・陶芸・彫刻の腕前も超一流で芸術家としても名高いものの、本人は金にも名誉にも興味がないため、それらを売って生活の足しにする気はない模様。頭脳も優秀な上に、芸術方面以外にも多芸多才な完璧超人だが、兼一の育成に際しては拷問器具に等しい数々のトレーニングマシンを開発し、鬼のようなノルマを課すなど、かなりドS気味。ただしそれも全て兼一に対する愛情の賜物である。
圧倒的な実力の持ち主。一影九拳の一人アレクサンドル・ガイダルを倒し達人収容所「ビッグロック」送りにしている。投げの技量は邪神ジュナザードに匹敵するらしい(逆鬼曰く、邪神の投げは秋雨レベル)。
武術タイプ(梁山泊で最も典型的な「静」タイプと「動」タイプの極致同士)・性格(冷静で温厚&熱血で気性が荒い)・戦闘スタイル(柔拳&剛拳)共に対極に位置する逆鬼とは、実はケンイチの鍛錬方針に関して対立が多く、密かに対抗心を持ち合っている節がある。
過去
梁山泊で最も謎だらけの人物。
ただ本人いわく、若い頃は兼一と良く似た境遇(生真面目ゆえに同年代たちから疎まれがちだった元いじめられっ子)であったらしく、兼一の抱いた信念に初期より共感を示した師匠。
兼一が「僕は、正しい事は正しい、悪い事は悪いって、きちんと言いたいだけなんです」と泣きながら訴えた時には、内心で「まさか私がかつて師匠に訴えた言葉を、この子から聞く事になろうとは」と驚いている。
昔しぐれの父を殺し(というよりほぼしぐれの父の自殺)、その後、しぐれを香坂八郎兵衛に引き合わせた。
一影と親友だったらしいが、それ以外は不明。