概要
1986年にSNKより発売されたビデオゲーム『アテナ(ゲーム)(ATHENA)』、および続編『アテナフルスロットル』の主人公で、その他いくつかのSNKのゲームにも登場するキャラクターの名前。
『サイコソルジャー』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』に登場した麻宮アテナの祖先である。
名前は「アテナ」であろうが、ストーリーの説明では「アテナ姫」となっている。
アテナのタグでは、他の作品の同名のキャラクターなどが検索されてしまうため、「アテナ姫」として区別している。また、タグ登録の際には、この区別を推奨するものである。
キャラクター設定
ビクトリー王国の王女で、王様も頭を悩ますおてんば娘。「退屈しのぎ」という理由で幻想界に通じるお城の開かずの間の扉に飛び込み、王国にちょっかいを出してくる悪者である魔王ダンテを打倒すべく、待ち受けるモンスターたちをなぎ倒しながら進んでいく。
いわゆるビキニアーマーを着て戦う美少女キャラとは言われているが、その見てくれはどう見てもただのビキニ水着である。デザイナーによれば、あくまで視覚的なデザイン性に由来するもので、ビキニアーマーのつもりでデザインしたわけではなく「装備アイテムを得て徐々に強くなっていくさまを表現するには、何も身に着けてない状態から始めた方が表現しやすいとの考えからだった」ということらしい。(下着なのか水着なのか判断に困るところではあるが)。パワーアップするたびに露出度が減っていくことを惜しみ、初期状態のままエンディングに到達したツワモノもいたとかいなかったとか。
AC版のポスターやファミコン版のパッケージにも使われた、杖代わりについた剣に肘をつき、口を半開きにした構図のイラストが特に著名。
ゲーム開始直後のオープニングシーンでは、開かずの間の扉に飛び込んで第1ステージへと落下していく最中にアテナの普段着と思しき赤いドレスが脱げる様子が描写されているが、「退屈しのぎに魔王退治に飛び出す」というキャラクターの破天荒さからして、恐らくは戦うのにドレスは邪魔だから自ら脱ぎ捨てたなのかもしれない。