概要
前作『サイレントヒル』と同じく
架空のアメリカの田舎町「サイレントヒル」を探索するゲーム。
町中を歩き回り、謎を説き、襲い来る怪物を倒し、道を切り拓いて、物語を紐解いてゆく。
とはいえ世界観やシステムを引き継いでいる事以外に前作との関わりはほぼない。
前作とのストーリー上の接点や時系列上の繋がりなどは無い。
舞台も同じ「サイレントヒル」内だが前作の舞台となった場所とは違う地区が舞台となっている。
本作は「罪」がテーマになっている。
ストーリー
あいまいな眠りの中で
夢見るのはあの町
サイレントヒル
いつかまた二人で行こうと約束しておきながら
私のせいでかなわなかった
私は一人でそこにいる
あの思い出の場所で
あなたを待っている
ジェイムズ・サンダーランドの元に手紙が届く。
差出人は「メアリー」。それはジェイムズの妻だった女性の名。
しかし、メアリーは3年前に亡くなっていた・・・
こんなバカな話はない。死んだ人間から手紙が来るわけがない。
わかっているつもりだ・・・ ・・・
それでもジェイムスは真実を求めて、サイレントヒルを訪れるのだった・・・
メアリー・・・ ・・・
この町にいるのか?
登場人物
本作の主人公。29歳の男性。職業は事務員(詳細不明)。
精神的疲弊を感じさせる重く暗い表情が特徴。
■メアリー・シェパード・サンダーランド
主人公ジェイムスの妻。
本作開始時の3年前に亡くなっている。
重病(詳細不明)に臥せっていた。
サイレントヒルにて最初に出会う人物。女性。
母親を探しにサイレントヒルを訪れたと話す。
サイレントヒルにて出会う人物。太った青年。
事情があってサイレントヒルを訪れている。
■ローラ
ジェイムスの前にたびたび現れる謎の少女。
ジェイムスとメアリーを知っているようだが・・・?
■マリア
怪物
敵としてプレイヤーの前に立ちはだかる不気味な怪物たち。
前作同様に、登場人物の心理や妄想が
サイレントヒルの力によって具現化されている。
■ライイングフィギュア
最初に遭遇する怪物。立って歩き、プレイヤーににじり寄ってくる。
二足歩行時は緩慢だが、倒れるとゴキブリのようにすばやくガサガサと這い回るようになる。
体の中心から毒霧のようなものを噴射してくる。
■マネキン
名のとおりのマネキン。普段は静止しているが
プレイヤーが近づくと動き出し、にじり寄ってくる。
ザコだが何気に攻撃力が高いので油断は禁物。
病院に登場する看護婦のような怪物。顔が腫れあがって滅茶苦茶になっているのが名前の由来。
ちなみに本作登場以降、シリーズにたびたび姿を見せる。映画にも登場する。
作品ごとに頭部のデザインが細かく異なっている。
■アブストラクトダディ
ベッドのような怪物。大型でタフ。
本作の代表的な怪物。大鉈を持ったものと槍をもったものがいる。
複数体存在する。
イラストは初代サイレントヒルから
クリーチャーデザインなどを手懸けていらっしゃるイラストレーター、デザイナー「伊藤暢達」様ご本人の作品。