オオナズチとはモンスターハンターシリーズに登場するモンスターの一種である。
概要
古龍種の一種で、密林、沼地など湿気の多い所を好む紫色のカメレオンのような外見の大型モンスター(実際、海外版での名称も"カメレオス"である)。別名「霞龍(かすみりゅう)」。
剥ぎ取れる素材は角、皮、尻尾、爪、霞龍の宝玉(上位から)、古龍の大宝玉(G級限定)、古龍の血、鉱石系。
鼻の辺りに長い角が生え、目はカメレオン同様左右別々に動く。攻撃は特殊なものが多く、団扇のように大きな尻尾を叩きつけて龍風圧を起こす、舌を伸ばしてハンターの持ち物を盗む、飛び上がると同時に毒ガスをまきちらす、口がら吐瀉物のような緑色の物体を吐き出す(これにあたると一定時間防御力が落ちる)、ブレスを吐くなどである(このブレスはスタミナが最低になり、かつスタミナ回復ができなくなる異常状態「疲労状態」になる唯一の攻撃である)。また、作品によってはチャット機能が停止する「声帯麻痺」という異常状態もあった。
また、体を完全に背景と同化させてステルス状態になることができる。このステルス状態、背景と屈折率が異なり場所が分かる、うっすらと見えるなどということはなく、完全に透明な状態になる。そのため、何も描かずに「ここにオオナズチがいます」というようなネタがたびたび投稿される。ステルス状態だと肉質がちょっと硬くなる。
平常時は常にステルス状態だが、攻撃する瞬間にステルス状態が解けるので、その際に音爆弾や小タル爆弾等を使うことで一定時間ステルス解除状態を保つことが出来る。肉質は硬く、ステルス状態だとさらに硬くなる。ただ、通常・ステルス双方ともに脚の肉質だけは柔らかく、さらに他のドス古龍とは異なり、脚の怯みで長時間ダウンするという致命的な弱点を抱えていた。結果、MHP2Gではひたすら脚を攻撃して転倒させて倒す、「脚ハメ」と呼ばれる討伐方法が主流であった(最新作MH4Gではテコ入れがなされることが発表されているため、この攻略方法は使えなくなるかも…)。
怒り状態になると口から緑の息が漏れ、たびたびうっすらと白く姿が現れる。
また、ケムリ玉などで周囲の空気の状態を変化させると、相対的に浮き出る。
発見されても戦闘BGMは流れず、オオナズチが怒り状態になった時に、和風の独特なBGM「深い森の幻影」が流れる。角と尻尾を部位破壊するとステルス機能を失い、常に見えるようになる。ちなみに角は龍属性でしか破壊できない。
なお、他のモンスターと違い、方向転換、歩行時に腕や足に当たってもダメージを受けない。
遍歴
『モンスターハンター2(dos)』から登場。トライ以降はしばらく出ていなったが、MH4で竜人商人との交換で手に入る素材でのみだが登場していた。
そしてついに、MH4GのPV第4弾にてオオナズチの復活が確認された。
PVではラストに登場しており、舌を上手く使い、ハンターを捕食しようとする場面が見れる。恐ろしい…
ちなみに、『モンスターハンター4G』での復活を希望する声は非常に多く、とあるサイトで実施された復活希望モンスターランキングでは、見事1位を掴み取った。
たしかにMHP2G以来となるうえに、MH4では素材と武器だけの登場だったので、MH4G復活の願いはわからなくもない。