概要
小学館『週刊少年サンデーS』にて2012年12月号より連載開始中。話数カウントは「○本目」。
正式タイトルは『キュピコ! 〜ふしまつ天使のミスマネージメント〜』だが、Pixiv内では『キュピコ!』としてタグが多い。
あらすじ
何をやっても女の子から嫌われる悲しい日々を送る伏松 節夫は、女子から嫌われながらもクラスメイトの柚木 夕海に片思いしていた。
そんな時、節夫は天使の少女・キュピコと出会うが、彼女こそ節夫が女の子から嫌われる原因を作った張本人だった…!!
登場キャラクター
- キュピコ
=天使の少女。天使なのに非常に怠惰な性格で恋愛には関心を持たず、殆んどニート同然の生活を送っている。
過去に銅の矢を「捨てるのが面倒くさい」と地上に捨て、それが節夫に刺さったことが原因で彼が女子から嫌われる原因を作り、後にそれを知った神様の逆鱗に触れ、天界を追放されてしまう。以来、早く天界に帰ろうと、節夫と夕海(または彼女以外の異性)をくっつけようと企む(時々節夫の怒りを買い、仕返しを受けることもある)。
自身の栗毛で、異性から好かれる金の矢と異性から嫌われる銅の矢を作り出せる。節夫は金の矢に刺さった時(但し効果は30分)は女子からモテモテとなり、その時は普段の茶髪が金髪になる。
- 伏松 節夫(ふしまつ ふしお)
=主人公。高校生で、クラスメイトの夕海に片思いしているが、小学生の頃にキュピコの銅の矢に刺さったのが原因で、あらゆる誤解やラッキースケベで、中学の頃は「一週間で100人の女の子に変態行為をした“伝説のキモ男”」と称され、女子達から「キモ松」とレッテルを張られ、忌み嫌われている。時々恋愛に関する哲学を語る等、博学な一面もある。熱帯魚クラブ所属。
- 柚木 夕海(ゆうき ゆうみ)
=ヒロイン。節夫のクラスメイトで、片思いの相手。節夫のラッキースケベに巻き込まれるが、彼女自身も節夫のことが気になっており、実は銅の矢の影響を受けていない。運動音痴だが、女子バスケ部所属。
- 叶絵 奏(かなえ かな)
=節夫のクラスメイト。巨乳(現在も成長中)のメガネッ娘。小学生の頃、胸の大きいことでクラスメイトにからかわれてた時、節夫に庇って貰って以来、節夫に片思いしており、銅の矢の影響を受けていない。その後、グラビアアイドル・きゃなきゃなとしてデビューを果たす。
- 佐宮馬 桜(さくま さくら)
=節夫の同級生。水泳部所属。周りを寄せ付けないクールな性格だが、実は夕海のことが好きな百合で、その影響で銅の矢の影響は受けず、金の矢も通用しないため、少なくとも節夫と普通に接することのできるクーデレ少女。後に夕海とは友人の間柄になる。時折節夫と同じく、夕海絡みの妄想をして鼻血を吹き出すことがある。
- 宝田 ほたる(ほった ほたる)
=生徒会長で、節夫の先輩。常に笑顔を振る舞い、節夫に対しても笑顔を見せる温厚な美少女。実は天使アイテムが原因で父親でさえも拒む極度の男性恐怖症だったが、後にキュピコの手腕(?)で節夫に対し、何故かドSに目覚めたが、恐怖症はなくなって休日には父と出かけるようになった。
天界
天使達は一定の数の人間の恋を成就させると、女神アカデミーを卒業して、女神の姿に昇格する。女神になると天使と異なり、基本的に何をしても自由で、変身や飛行能力は使えなくなるが、能力はずっと使用可能で、他の天使や女神の能力の影響を受けずに済む。
- 神様
=天界を治める神。スーツ姿の巨乳美女だが、キレると恐い。
キュピコの怠惰な性格には非常に手を焼いており、後に銅の矢を勝手に地上に捨てたというキュピコの大失態を知って遂に怒りを爆発させ、彼女を天界から追放した。それ以降、キュピコが勝手に天界に帰らぬように雷を落として監視するようになる。
- マルちゃん
=天使の1人で、キュピコの親友。キュピコのことは「キューちゃん」と呼ぶ。神様からはいつでも女神になれると言われているが、彼女自身は「キューちゃんと一緒がいい」と断ってる。キュピコよりはしっかり者。
キュピコが銅の矢を捨てる時、その場にいたためにそのことを神様に漏らしてしまい、キュピコが天界から追放される原因を作ってしまった。後にキュピコに謝るために地上へ降り立ち、キュピコに謝罪すると同時に夕海に銅の矢が効いていないことを教えた。自身が作り出す恋の炎(パトス)をエロスピアに点火させ、それに当たり引火した者は、意中の相手に燃え上がるような恋をする(但しくすぶってる恋に急に引火させるとその相手は暴走してしまう)。
- ティコ
=天使の1人。キューピッド達の中では優等生の少女。神様からの命令で、節夫の恋を成就させるべく地上へ降り立つも失敗に終わったが、節夫に励まされて以来、彼に恋心を抱く。運命の赤い糸(リボン)で、結びつけた相手を意中の相手と結びつける。
- エリス
=キュピコの姉で女神。節夫の通う高校の養護教諭を務める。容姿端麗の金髪美女だが、妹同様に自堕落なところがあり、下着姿で保健室のベッドで寝ることがあるものの、妹よりはしっかりした性格。一目惚れの能力を持ち、彼女の銃弾に撃たれた者は一目見た相手に一目惚れする。射撃の腕は抜群で、一度も獲物を逃したことはなく、妹のキュピコには天界最強の能力と称されている(それ故、あらゆる拳銃をコレクションしている)。
- レネ
=女神の1人。過去に空腹だった所をキュピコに助けてもらって以来、キュピコを「キュピコ様」と呼び慕っている。女神アカデミーを卒業してからすぐにキュピコを追って地上へ降り立ち、節夫の進級と同時に節夫の高校に入学してきた。大食いだが、何より優しく献身的な性格で、キュピコや節夫に色々尽くそうと努力する。愛のムチで、人間に潜む“獣の本能”をコントロールし、盛りのついた人間を叩けばその本能を抑え込んで金の矢の効果を無効化し、気の抜けた人間に叩けば、みるみる獣の本能が目覚める。