概要
公式公認カップル。
盗賊と聖女。人間と妖精。劇中でも熱々な異種族カップル。
まだ知らない人は、4巻の番外編を読むことを強くお勧めする。
年月が経ち続けていても互いに強く想い合っており、強欲で傍若無人なバンにとってエレインが特別な存在であることは、作品を読むと切ない程によく分かる。
pixivでのイラストは勿論、単行本の「七つの大罪」イラストコーナーでも二人のイラストは多く、仲間からも「バンはエレインの前では完全良い顔をしている」と指摘されている。
ちなみに、エレインは幼女の姿をしており、出会った当初に既にあった体格差が、バンの成長によって一層広がっているのだが、むしろそれが良い! というファンもいる。
ネタバレ注意
番外編にて
出会いはブリタニア王国の“妖精王の森”。
不死の泉を求めに森へやってきた「賊(バンデット)のバン」と、泉を守る番人である「聖女エレイン」が出会う。
始めは賊と番人として対立するも、不死の泉が消えれば森も消え、そこから生えるベリーで作られるバンの好物であるエール(酒の一種)が飲めなくなるのを知ると、バンは泉をあっさりと諦めた。
兄の失踪により長い間たった一人で森の番人を背負っているエレインの事情を知ったバンは、彼女の退屈を紛らわしてやろうと、自分の好きなエールのラベル集を彼女に見せるなどして、二人きりで七日間を過ごす。
やがてバンに惹かれるようになったエレインは、賊であるバンが自分を奪ってくれることを願うようになる。それを耳にしたバンはあっさり快諾、更には、彼女の兄を探し出して番人の役目を交代させ、彼女を自由の身にすることを提案する。
その言葉に、エレインはバンに抱きついたのだった。
しかし喜びの瞬間、魔神族が襲撃する。
二人は重傷により瀕死の状態に陥り、エレインはバンに不死の泉の杯を差し出すが、バンそれを拒む。バンは、最早自分は飲む気力すら無いと彼女が飲むように促すのだが、エレインは泉を口移しでバンに与え、命を落としてしまう。
不死の身体を得て魔神族を倒したバンは、エレインを救うことができなかった負い目により、冤罪にも関わらず真実を知らない王国に捕らえられ、<強欲の罪>の大罪を背負うに至った。
本編での描写
死者の都にて、二人は念願の再会を果たす。
(この都では、互いへの強い想いがなければ死者は姿を現すことができず、兄のキングでさえ妹と会うことはできなかった。二人の絆の強さが、より一層表れていると言えるだろう。)
このとき、バンは彼女に、最期に伝え損なった言葉を伝えた。
「いつか必ず お前を奪う」
そしてまた再会することを約束し、口づけを交わして別れた。
死者であるエレインと不死身のバン。再び会い見える日はいつか・・それは本編に期待したい。
そして更にジェリコの登場により三角関係のフラグが立っているので修羅場が予想される
更なるネタバレ
―――まさかの復活フラグ光臨。
バンは聖騎士を倒したら褒美として、とある宝具を王族から貰おうと考えている。
それは地上にいない女神族と交信ができる唯一の宝物。それを使い、死んでしまったエレインを蘇生させようとしている。
バン曰く「神だからできる」らしいが、女神族の詳細が不明なので実際に蘇るかは謎。
でもバンが珍しく躍起になっているので皆様、期待して待ちましょう。
その他
公式公認のカップルの為、カラーページや表紙に度々登場している。
・扉絵でバンの後ろにひょっこりエレイン。
・CPで血まみれのバンに幽霊のエレインが抱きついている。
・巻頭Cでペアを組んでいる二人。
・5巻の背幅のイラストで背中合わせの二人。
その他、何かとバン居る所にエレインあり、エレイン居る所にバンあり。
ちなみに、エレインの兄・キングだが、当初は復讐に燃えていたものの、誤解が解けた後はバンに向かって「(情けない姿を見せたら)エレインに言いつけるぞ」と言い出したりする。
なので、兄からも公認されていると言えるだろう(妹の想い人がよりによってこんな軽薄な男だなんて! と嘆きもしているが)。