概説
読者から小説の原案を募集し、ドラゴンマガジン編集部に届いたハガキの中から選ばれた優秀作を山本弘が小説化するという企画。雑誌連載は全6話、12回。
連載終了後、通常追加採用2作と特別功労賞1作が追加採用され、単行本に収録された。
なお、企画開始前に第0話として「野獣、故郷に帰る」という作品が雑誌掲載されているが、単行本には未収録であり、2014年現在未だ書籍化されていない。
この企画の採用作の一本はのちに「サーラの冒険」のラストに大きな影響を与えることになった。
特記事項
1、2、5話と単行本第一巻の書き下ろしを除く過半数が過去の山本作品に登場した人物が主人公であり山本作品の前伝、後伝に位置づけられる内容になっている。
井上純弌が担当した挿し絵のモンスターイラストの破壊力が尋常ではないのも特徴である。
この企画において、「善良なファラリス信者」と「古代王国の魔獣創造施設」の流行にストップがかかった。