概要
CVヘルシー太郎
本人の時代で戦争状態だった大日本帝国の憲兵隊に所属する軍人。階級は大尉であり、百合香などからはそう呼称される。長髪で各所の意匠が金色の戦真館のものに似た軍服を着用し白いマントを羽織った若い男性で、黒い軍刀を携えている。
神野明影を配下として物語の裏で暗躍し、そしてべんぼうと同盟関係にある逆十字の首領・柊聖十郎とも事実上の同盟関係にある。
また夢界関係者全員が恐れあるいは警戒する裏勾陣の百鬼空亡を呼び寄せた存在とされ、唯一空亡の攻撃対象にならずある程度制御することができる。
その正体は四四八と同じ邯鄲を統べる盧生であり、誰より最初に邯鄲へ足を踏み入れその驚異的な
意志力と勇気を以って邯鄲を制覇した最初にして最強の盧生。
最初は邯鄲法を研究していた聖十郎のモルモットとして邯鄲に関わったが見事盧生として聖十郎の術に適合。その後余生が長くない聖十郎のために少しずつ夢を現実に持ち帰りながら邯鄲の攻略を進め、現実時間で10年をかけて邯鄲を制覇した。
物語開始時点で邯鄲を制覇した盧生は彼一人のみであるが、前人未到つまり何の知識もない状態から踏破した尋常成らざる意志力から二番目以降の邯鄲攻略者が現れてもまず彼には敵わないだろうとされている。
人物
作中で起こったことのほとんどの発端を担っており、諸悪の根源と言ってまず間違いない。
しかし基本的に彼自身の思想は善人的であり、倫理・人道に厚い人格者である。愛や勇気などの「人間の輝かしさ」を心から愛しており、そういったものを示す人物には心からの尊敬を抱く。
しかし基本的な倫理観を弁えてるにも拘らず作中の凶行を起こすなど非常に快楽主義的であり、「興が乗った」・「ついついやり過ぎた」などで重要人物を殺しかける、もしくは殺してしまう(プロローグでは柊四四八をうっかり殺してしまった)など刹那的な性格でもある。
一目見て一発で「こいつラスボスだ」と分かるレベルの凶悪な顔つき、ドスの利いた声など第一印象ではどう頑張っても善人には見えない(見えた方は病院に行った方がよろしい)。
声はヘルシー太郎氏の演技が光っており、特に技名を叫ぶ際にいちいち気合いを入れすぎる癖がある。だがそれがいい。
実在した人物である甘粕正彦がモデル。