概要
CV一条和矢
無貌、じゅすへる、などの異名で呼ばれる底知れない男。
世良水希に対して一方的な愛着を抱いている。
柊聖十郎と同盟関係にあり「セージ」と愛称で呼ぶほか、甘粕正彦の命令も受けている。
以下ネタバレ
正体
世良水希の弟の世良信明の絶望に呼応し、彼の絶望を核として現界した廃神。
姉に拒絶された世良信明が絶望と共に自害した時、同時に甘粕正彦が自身の配下として召喚した存在である。
神野は悪魔という概念を凝縮したような存在であり、ゆえにルシファーやベルゼバブといった名だたる堕天使=悪魔にも該当する属性も有している。
作中ではいかに水希をべんぼう(絶望)に落とすかを主軸に立ち回っており、ぶっちゃけそれ以外のものは(甘粕正彦の「ぱらいぞ」も含めて)二の次三の次と言っている。
しかし、神野が色々とちょっかいをかけた事で柊聖十郎や辰宮百合香らの問題をこじらせており、適当にやっていても人々を悪い方向へ持っていくのは非常に悪魔らしいと言える。
主である甘粕正彦との仲は良好。
一見すると「道端で子供が打ち殺される」のすら悲しむ甘粕には許せない存在のように思えるが、実態はその真逆である。
というのも甘粕にとっての神野明影は戦神館勢に対する「精神面での試練」として召喚した存在。
つまり、それが強大で悪辣で許せないような悪事をはたらく悪魔であるほど、戦神館勢の愛と勇気を磨き上げる試練としてはうってつけなのである。
作中終盤の水希ルートにてようやく目的の水希との一対一の勝負へと持ち込む。
水希を得意の言葉攻めで煽り続け、聖十郎の急段を模倣した「神野を憎めば憎むほど、自身の身体を激痛の走る蟲へと変化させる」という能力で追い詰めていく。
だが、発動条件の難しい代わりに起死回生の一手となる、水希の急段「犬飼現八信道」の発動を許してしまい……。
続編の万仙陣ではたびたび登場したものの、前作ほどの活躍はしていない。
と、思いきや……。