プロイセン王国
ぷろいせんおうこく
18世紀から20世紀にかけて存在したヨーロッパの王国。
Königreich Preußen
Königreich Preußen
プロイセン公国および神聖ローマ帝国のブランデンブルク辺境伯領を前身とするドイツ北部の王国。首都はベルリンにあった。12の州から成り立つ広大な王国で、神聖ローマ帝国の領域内(ドイツ本土)と領域外にまたがる。領土のあちこちに穴があり、飛び地が多かった。ポーランド人の自治領としてポズナン大公国を属領としていた(後に大公国を廃止しポーゼン州とする)。
王家のホーエンツォレルン家はプロイセン国王とブランデンブルク選帝侯を兼ね、ドイツ帝国 成立後はプロイセン国王とドイツ皇帝を兼ねていた。有名な人物に啓蒙専制君主として知られるフリードリヒ2世 がいる。第一次世界大戦敗北後、プロイセン国王(ドイツ皇帝)は退位し、プロイセン州となる。
英語のプロシアが使われることも多く、漢字の表記は普魯西(普)になる。