曖昧さ回避
1.生物としてのベヘモスはこちらを参照。
2.フルメタル・パニック!でアマンガムが開発した超大型AS。本項では2について記載する。
概要
形式番号Plan1501。全高は40m(通常のASの約5倍)。重量は数千t。
既存のASとは根本的に異なる機体で、コダールにとってのシャドウ、アーバレストにとってのガーンズバックの様なベース機に当たる機体が存在しない。
構造自体は第二世代ASを巨大化したものであり、コンセプトも圧倒的な火力による制圧を目的とした「対AS用のガンポート」である。
通常のAS単機ではまず太刀打ちできず、最新鋭のガーンズバック数機でようやく撃破、もしくは沈黙させるのがやっとと言うレベルの耐久性も持ち合わせる。
本来なら戦闘はおろか自立そのものが不可能と言える重量を持つが、本機はラムダ・ドライバを用いる事によって自重を支え、自壊を防いでいる。しかし、自壊を防ぐ為にパイロットには常時ラムダ・ドライバを展開し続ける必要があり、劇中でも集中を乱して機体が軋んでいる。
また、ラムダ・ドライバも自重を支える「A-ファンクション」と防壁用の「B-ファンクション」の二つの機能に分ける事によって両立している。
防壁に関しては機体の巨大さも相まって全体を防御するイメージが形成しづらく、作中では奇襲や不意打ちによって通常兵器(クルツの狙撃、機雷等)の突破を何度か許している。
コックピットは頭部に位置しており、軽自動車サイズの球状のカプセルに収められている。
メインモニターは搭乗者の頭の動きに合わせて動く仕組みである。
アマルガムがテロ組織「A21」に前期型を提供した後、そのデータを基に本来のコンセプトである火器を大量に装備し、装甲も見直された後期型が複数も登場している(初期型でもラムダ・ドライバ無しでは防げない超高速ミサイルを同一箇所に三発食らっても貫徹しなかった)。
前期型の一機当たりの製造コストは巡洋艦二隻分で、後期型は更に高いと思われる。
後継機
何とこの機体、続編のアナザーで再建造されちゃった。
- Plan1551 バリストラ
ジオトロン社のカエサル・プロジェクトの一つとして開発された。
オリジナルとの違いは無人運用、ラムダ・ドライバ無しでの自立、重火器の内蔵化である。
素材工学の向上によって軽量化が実現しており、ラムダ・ドライバの力を用いずとも自重で崩壊する事なく自立が可能となっている。
防御面では複合装甲を打ち破る超高速ミサイルへの自衛手段として、アクティブ防御システムを搭載している。
唯一の弱点は無人機であるが故に後頭部に通信アンテナが設けられており、そこを破壊されると〈インペリウム・ネットワーク〉の統制から外れてしまい行動不能となってしまう。
武装
- 30ミリ機関砲『竜の吐息(ドラゴンブレス)』
頭部に搭載された固定兵装。左右に二門ずつ、計四門装備している。
- 太刀
チタン合金とセラミックスを重ねて作られた通常のASの三倍以上はある長大な剣。
切れ味は皆無で、実際は棍棒に近い鈍器である。
- 火砲
戦艦の主砲を流用して自動化した16インチ(40.6cm)の規格外な超大型ライフル。
ミスリル側はその外観から「物干し竿」と名付けた。
他にも対地ミサイルやロケット弾を多数装備している。