概要
アンガス・ヤング(Gt)、マルコム・ヤング(Gt)のヤング兄弟を中心に、1973年にシドニーで結成された。
ボン・スコット(Vo)、クリフ・ウィリアムズ(Ba)の加入もあり、世界的な成功を収めるバンドとなっていく。
1979年にアルバム「地獄のハイウェイ」をリリースして、音楽性の地盤を固めると同時に、人気を確固たるものにしていたが、ボンが泥酔中の事故により夭逝する。
彼の後任としてブライアン・ジョンソン(Vo)が加入した後も、「バック・イン・ブラック」や「悪魔の招待状」などの名盤を生み出すなど、
今も世界的な人気を誇るハードロックバンドである。
現メンバー
アルバム「バック・イン・ブラック」より加入。ハンチング帽がトレードマークである。
- アンガス・ヤング(リードギター)
メイン画像の人物。ブレザー、半ズボンにランドセルを背負った服装がトレードマーク。
バンドのマスコット的存在であり、ステージ上で披露する独特のパフォーマンスも有名である。マルコムの脱退により唯一のオリジナルメンバーとなる。
- クリフ・ウィリアムズ(ベース)
1978年のアルバム「パワーエイジ」より加入。
現メンバーで唯一のオーストラリア出身の人物。独特のグルーヴ感と力強さに定評がある。
薬物を巡るトラブルから一度AC/DCをクビになったが、1995年のアルバム「ボールブレイカー」から復帰。しかし、2014年に薬物使用と殺人教唆の容疑がかかった影響で、翌年のツアーには不参加となった(彼の今後については未定)。
- スティーヴィー・ヤング(リズムギター)
マルコム、アンガスの長兄の実の息子で、2人の甥にあたる。容姿が若い頃のマルコムとかなり良く似ており、マルコムが正式に脱退する前に代役を務めた当時は長髪だったことも相まって、マルコム本人と思われるほどであった。正式メンバーとして、2014年リリースのアルバム『ロック・オア・バスト』より参加している。
- クリス・スレイド(ドラムス)
脱退したサイモンの後任として、1994年にフィルが復帰するまで在籍した。2015年のライブツアーでは、先述の罪状で拘留中のフィルの代役としてサポートで参加予定。
元メンバー
- マルコム・ヤング(リズムギター)
弟のアンガス・ヤングとは対照的にステージでは控えめ。
2014年4月より健康状態の悪化のためバンド活動から一時的に身を引くことが発表されたが、その後病状が回復できないことを理由に正式に脱退した。
- デイヴ・エヴァンス(ボーカル)
結成メンバーだったが、マネージャーと大喧嘩して脱退。
- ラリー・ヴァン・クリート(ベース)
結成メンバー。歴代メンバーで唯一のアメリカ人。1974年に脱退。
- コリン・バージェス(ドラムス)
結成メンバー。1974年に酔っぱらってステージに上がったため解雇されるが、1975年にフィルが負傷した際に代役を務めている。
- ボン・スコット(ボーカル)
加入前はトラックの運転手をやりながらさまざまなバンドでドラマーを務めていたが、ローディーとして関わっていたAC/DCからデイヴが脱退したことから後任のボーカルとして加入。上半身裸になりながら歌うその姿はファンに魅了され、アンガスのファッションとともに一時代を築いた。1980年、急性アルコール中毒(異論あり)で死去。
- ピーター・クラック(ドラムス)
1974年加入、1975年解雇。
- ロブ・ベイリー(ベース)
同上。
- マーク・エヴァンス(ベース)
1975年加入、1977年解雇。ロックの殿堂から名前が削除される。
- サイモン・ライト(ドラムス)
1981年加入、1989年にロニー・ジェイムス・ディオ率いるディオへ移籍。
関連イラスト