概要
JR北陸本線津幡駅から、能登半島の玄関口和倉温泉までの59.5㎞を結ぶ路線。
路線は和倉温泉までだが、七尾~和倉温泉の1駅間だけは、JR西日本が線路・信号・駅設備のみ保有し、特急列車を除いた列車運行はのと鉄道が受け持つ上下分離の形態となっている。
列車は津幡駅から北陸本線に乗り入れて金沢まで、朝夕はさらにその先の松任、美川、小松の各駅まで運転される。
JR西日本の電化路線としては比較的新しい路線であり、1991年までは非電化だった。また、路線も和倉温泉から穴水を経由して輪島まで伸びており、電化と同時に和倉温泉以北はのと鉄道に委託という形で経営分離され現在に至る。
線内のトンネル高さの関係で電化方式は直流となっており、津幡のすぐ先で電化方式が切り替わる。津幡から先の北陸本線は交流のため、交直流両用の車両しか乗り入れることができず、普通列車は専用の415系800番台または413系が使用されている。
また、JR西日本からは特急『サンダーバード』『しらさぎ』『はくたか』が和倉温泉まで直通運転している。なお、七尾線内の有効長の関係で特急列車はすべて3両もしくは6両編成で運転され、9両編成の場合は金沢で切り離しを行ってから七尾線に向かう。
なお、2015年3月14日以降もJR西日本が運営する事になったため、他のJR路線に接続しない完全な飛び地路線となった。