SLばんえつ物語は、1999年4月29日に新潟駅~会津若松駅間で営業を開始した。
運転
通常4月から11月にかけての週末を中心に1日1往復運転され、12月にはクリスマスシーズンに「SLクリスマストレイン」(2011年までは「SL X'masトレイン」)として運転されることもある。
また期間中は月に1度ほど、磐越西線の郡山駅 - 会津若松駅間延長運転されることがあり、延長部分は、下り郡山発会津若松・七日町行き列車が快速「SL郡山会津路号」、上り会津若松発郡山行き列車が快速「SL磐梯会津路号」という独立した列車となる。また延長運転当日は、「SLばんえつ物語」は片道のみの運転となる。
使用車両
C57 180
C57型蒸気機関車の180号機で、昭和21年に、三菱重工業三原製作所にて製造された。
製造から一貫して新潟県内の機関区に配置され、新津機関区に所属時代にはc57 1とD51 498と共に所属していたことがある。
廃車後、新津市の小学校の校庭にら静態保存される事になった当機は新津駅の引き上げ線を延長した仮設線路を校庭に敷設し保存場所まで自力で走行している。
因みに、D51 498やC61 20と違って当機は「SLばんえつ物語」の専用機関車という立場から、関東地区を走行する際に必要とされるATS-P形やデジタル無線を導入していない。
この為、現在関東地区での当機が先頭に立っての本線自走運転は不可能で、2011年の上越線での重連運行は常に次位連結とされた。