概要
その歴史は古く、1890年から発売されていた。しかし第2次世界大戦中の1943年に、ビールの自由販売が出来なくなったことで製造・販売が打ち切られてしまった。
以後「封印」されてしまっていたが、1971年に、サッポロビール姉妹品のプレミアムビールとして復活、1983年に生ビールに転換し、現在に至る。
ネタ
実は、山手線の恵比寿駅は、ヱビスビールのあまりにもの売れ行きの良さに、当時の物流手段のひとつだった荷馬車では追いつかなくなり、「しゃらくせぇ!工場の近くに線路あるんだから出荷用の駅作っちまえ!!」とばかりに作られたものだった。
アサヒビールの関連会社が手掛けている、ビール酵母原料の薬エビオス錠は、実はこのヱビスビールから名前をもらったもの。ヱビスビールを1906年から製造・販売を手掛けていた大日本麦酒が第二次世界大戦後にアサヒビールとニッポンビール(→サッポロビール)に分割した際、アサヒビールに移ってしまった。
缶や瓶のラベルには鯛を持つ戎様と魚籠が描かれているが、瓶のラベルの中には、魚籠の中からケツだけ見せている鯛も描かれているものが、ごくたまに存在する。