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継衛の編集履歴

2015-05-25 20:51:31 バージョン

継衛

つぐもり

弐瓶勉「シドニアの騎士」の主人公メカ。

概要

シドニアの騎士・主人公谷風長道が搭乗するマシーン。正式名称は『一七式衛人白月改 継衛』。

本編より100年前に起きた『第四次奇居子防衛戦』にて撃墜王・斉藤ヒロキの搭乗機としてシドニアを救った衛人。現行の量産機である一八式よりもはるかに旧式ではあるものの、歴史的な名機であり、改修も行われているため性能的には同等以上。

弐瓶先生は『シドニアの騎士』を描き始めるに当たって実際に継衛のプラモ製作を行った。そのデザインは、多数のロボットもののプラモデルを切り刻んで組み上げるという手法で作られたものである。


性能

かつて東亜重工によって一部のエース向けに生産された機体。部品は職人の手作業によって作られており、岐神開発製である一八式には搭載されなかった『対ヘイグス粒子ビームコーティング』なども備えている。また現在は使われていない旧型の武装や、奥の手として『左前腕強制射出装置』なども装備している。欠点は旧式のためスペアのパーツがほとんど残っていないこと。

一八式とシルエットはよく似ているが、カラーリングが白銀であることや頭部の形状などに違いがみられる。また操縦の一部自動化が行われている一八式及び一九式とは設計思想が大きく異なり、操縦士の感覚による操作が必要である。


後継機

長道の愛機として本編序盤から多くの活躍をするが、度重なる激戦により修復が困難なまでに破壊されてしまう。その後は継衛の真の後継機として『二零式衛人』の開発が始まり、長道はその実験機に搭乗する。また実験機が失われた後、二零式完成までの長道の搭乗機として『継衛改二』が登場する。


継衛改

一八式の後継である一九式に採用された新型の背部推進機関や胸部装甲材への換装、人工カビの追加など、武装や装備のアップグレードが施された近代化バージョン。外観上は大きな変化はないが、各種改造の結果一九式並の性能を持った事実上別機体になっている。原作では呼称の変化はないが、アニメ版の第二期ではこの名で呼ばれており、頭部形状も若干変化している。


高コスト実験機

二零式衛人『劫衛』の開発に当たり、先行して開発されたワンオフ実験機。「特殊新型実験機」とも呼ばれる。

フレーム部分にガウナの胞衣の装甲(殻)を研究して開発された『超構造体』と呼ばれる新素材を用いており、非常に軽量(パーツ単体は大人が一人で持ち上げられるほど)でありながら惑星地表に墜落しても壊れない頑丈さと恒星の熱にも耐える耐熱性を持つ。さらに新型ヘイグス機関と相俟って機動力においては従来機とは比較にならないほど高い。他にも放射線や太陽風などの電磁波を遮断するバンアレンシールドや、密着時に役立つ胸部滑腔砲、格闘戦用のための折りたたみ式人工カビ刀など様々な新装備が実験的に搭載されており、融合個体に匹敵する戦闘スペックを誇る。

反面、使用される新素材は純度30%程度ながら生成と成型に時間がかかり、いったん成型した後で加工するのは非常に困難なため、その名の通り製造コストは一九式の100倍に達する。

恒星レムでの半自律式転換機構の設置作業での事故にて喪われる。


継衛改ニ

高コスト実験機を喪った長道の次の専用機。

駆動装置を始めとする内部機構の開発が遅れているのと、新素材による一九式と一八式の改装が優先されていることから二零式衛人の開発が遅れているため、高コスト実験機で得られたデータを基に急遽新たに製造された。

フレーム素材の純度は高コスト実験機と同等ながら、シドニア設備への対応やハードポイントの設置など急増品であった高コスト実験機の不備を改良している。新兵装として全身の各部に任意に射出可能な人工カビの刃が取り付けられている他、通常弾と人工カビ弾を交互に装填した二重弾薬式高速連射砲などが追加されている。


関連リンク

シドニアの騎士 衛人 谷風長道 弐瓶勉

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