概要
倒産寸前だったアンブレラ社を復興させるための切り札の1つとして世界中の紛争地域に投入される予定で開発されていた最新型のB.O.W.。
コードネームである「T-ALOS」とは、「Tyrant-Armored Lethal Organic System(タイラント装甲化、致死的制圧、生体システム)」の略であり、ギリシア神話におけるクレタ島の青銅の巨人を意味している。
素体であるタイラントの脳内にコンピュータ「レッドクイーン」と直結したチップを埋め込み、循環器系を人工臓器で強化させることにより、従来のB.O.W.よりも優れた完璧な制御と運動性の向上を実現させた。
運動性に関しては、後述の重装備によるものなのか、移動は主に左腕と両脚による3足歩行である。
肉体を覆う特殊合金のアーマーは銃火器をものともしない耐久力を有し、t-ウイルスによる暴走を防ぐ拘束具としての役割を持つ。
武装として右肩に巨大な4連装ロケットランチャーを装備しており、火力が歴代のタイラントの中では最強である。
また、ベースがタイラントであるだけに格闘による戦闘力も高く、巨大化した左腕で殴りかかったりする。
セルゲイ曰く「タイラントの破壊力とコンピュータ制御の精密さを融合させた」との事。
しかし、完璧と思われたテイロスもタイラントの宿命である暴走からは逃れられなかった。
なお、元々テイロスの素体は洋館ことアークレイ研究所に存在していたが、『洋館事件』時にS.T.A.R.S.のアルファチームが到着する前に、アンブレラの幹部であるセルゲイ・ウラジミール大佐と彼の護衛用タイラントであるイワンによって素体を回収されている。(この際にブラヴォーチームのレベッカとリチャードが森の中へ去っていく彼らを目撃している)
第二形態
度重なる戦闘によりアーマーが破壊され、肉体のダメージで生命の危機に陥ったことで暴走状態になり、瞬時に肥大化した脊髄を直接レッドクイーンに接続して異形化した形態。
第一形態よりも巨大化した腕と無数の触手から発射されるレーザーが武器。
外見
第一形態は右肩に背負ったロケットランチャーと異常に肥大化した左腕というアンバランスな容姿で、上半身全体を覆うアーマーも相まって、メカニカルでロボっぽいデザインである。
暴走後の第二形態は身体から無数の触手が生え、左腕だけでなく右腕も巨大化したことで左右対称となり、人型とはかけ離れた生物的な姿へと変貌してしまう。