大阪府の公式マスコットキャラクター。大阪府の府の鳥であるモズをモチーフとしている。2014年9月に現名に改名。それ以前の名前はモッピーであった。
実のところ「モッピー」を名乗る最古のキャラクターと思われ、その誕生は大阪府国民体育大会「なみはや国体」のマスコットキャラクターとして、1997年以前にまで遡るとされる。
「ゆるキャラ」というネーミングがみうらじゅん氏によって開発され、商標登録されたのが2004年頃であることを考えると、そういったブームより前から存在したキャラでもある。
大阪府民には国体関連の下敷きやグッズなど、その後もスポーツイベントなどで見かけるキャラであったものの、国体終了後はキャラの造形は覚えていても名前までは覚えていない、という人もいるだろう。
ましてや全国的な知名度は国体以後は皆無であり、またキャラクターも近年のゆるキャラと比べると些か古風な造形であり、必ずしもそういう売りを狙いにしたキャラではなかった。
そんな「モッピー」が再び日の目を浴びたのは2014年、当時92も存在した大阪府のキャラクターを整理し改めて売り出す方針を当時の知事松井一郎が発案し、それによりメインキャラクターとして選ばれたのが「モッピー」であった。
…のだが、なんと大阪府に存在するテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が同名を商標登録していた事が2014年6月下旬に判明、改名を公募する事態となった。
この時の紆余曲折についてはモッピーの記事を参照していただく方が早いのでここでは割愛する。何にせよ大阪府・USJの合意などによりこのキャラクターは「もずやん」への改名を決めた。
「モッピー」「もずやん」ことモズを名前の由来としており、キャラクターもそれを意識したものとなっている。
ただし「モッピー」時代は前述の通り必ずしもゆるさを意識したデザインでは無かったが、「もずやん」となって直ぐに着ぐるみもデザインをリニューアル。先代に比べると瞳の面積が大きくなり、全体的に丸っこくなるなど可愛らしさをアピールしたデザインとなった。
以降は大阪府公認マスコットとして各地でPR活動を開始している。