概要
「ワイルドアームズ」シリーズに登場する、「神々の砦」の異名を取るゴーレム。
タイトルによって細かい設定や開発経緯等に差異が見られるが、バッファローを思わせる角や、両腕に対消滅バリアジェネレイターを搭載した防御重視の設計思想等は共通である。
名前の由来は北欧神話に登場するアース神族の王国「アスガルド」より。
ワイルドアームズ/ワイルドアームズ アルターコード:F
かつて魔族との大戦に於いて人間とエルゥの技術を結集した結果建造されたゴーレムの内の一機。
両腕に搭載された対消滅バリアは、その名が示す通り触れた対象を消滅させる攻防一体の装備である。
また機体構造も堅牢であり、白兵戦能力も高いなど、数あるゴーレムの中でも特にトータルバランスに優れた機体と言える。
魔族との戦いの後、巨人のゆりかごに封印されていたが、それから1000年後、復活した魔族に対抗するべく、魔族の居城たる「フォトスフィア」へ向かう手段を探していたロディ・ラグナイトらによって発掘された。
当初は起動すらままならない状態であったが、セシリア・レイン・アーデルハイトと心を通わせた結果起動。共に魔族と戦う仲間となる。
ワイルドアームズ セカンドイグニッション
不死族ノーブルレッドが建造したゴーレム。バリエーションに後期改良試作機「アースガルズ2」がある。
基本スペックに優れており、搭載された対消滅バリアはファルガイアの大陸すら破壊し得るルシファアの対地攻撃すらも防ぎきる事が出来る。
ロードブレイザーの巻き起こした「焔の災厄」に於いて複数機が投入されているが、有効打足り得なかった。
アナスタシア・ルン・ヴァレリアが焔の災厄を退けた後に現存する機体は、アーミティッジ家の保管していた機体のみ。
ノーブルレッド唯一の生き残りであるマリアベル・アーミティッジによって、侵食異世界との戦いに於いて用いられた。
ワイルドアームズ アドヴァンスドサード
ファルガイアの改造を目論む預言者が一人、ミレディ・ヴァレンティが創造したゴーレム。
搭載されたジェミニ回路の効果による自己学習機能を備え、戦いを経験する毎に成長し、強化されていく。
預言者の護衛と防御を重視した機能とプログラムを持ち、搭載された対消滅バリアはそれを体現する機能であると言える。
ヴァージニア・マックスウェルらと幾度も銃と拳を交え、言語機能を得るのみならず最終的には人間らしい感情を獲得。その性格はコンセプトに由来する「防御と護衛」をベースとし、創造主に絶対の服従と貫く武人肌。
ワイルドアームズ ザ・フォースデトネイター
ファルメル・アリアンロッドが異名にして異能力「神々の砦」。
盾として使える物を媒体に発動し、ファルメルの「対象を守る」という意志の強さによってその保護能力が比例して増大する。
理論上は核攻撃すら塞ぎ止め得る程の防御力を発揮する事が出来るとされる。
ワイルドアームズ フィフス・ヴァンガード
12000年前の戦争で開発されたゴーレム。
ベルーニ族穏健派の最大戦力たる天路歴程(ピルグリム・プログレス)号の戦力として強硬派からアヴリル・ヴァン・フルールを奪取するが、この際追手を振り切る目的でアヴリルを左腕ごとパージし、「神々の砦」に落下した事から、ディーンの物語が始まる事になる。
強硬派の罠によって危機に陥ったディーンらを救うべく強硬派の本拠たるロクス・ソルス艦橋に突入ししバーソロミューと共に追撃を振り切りディーン一行を天路歴程号へ導き、以降は彼らと共に戦う仲間となる。
左腕が失われている為、隻腕ながらも戦闘能力は高く、専用のARMを扱う事も出来る。
ワイルドアームズ クロスファイア
記憶の遺跡のデータを元に武器商人ヴァイスハイトが故郷エルゥボレアへ帰還する際の戦力とするべく建造したゴーレム。
アースガルズはその内の実験機体であり、改良型や量産型といったバリエーションが存在する。