概要
マリアベル・アーミティッジ(以下マリアベル)とは、ワイルドアームズセカンドイグニッション(WA2)に登場するキャラクターの一人であり、あるイベントをこなせばパーティーに参加して戦ってくれる心強い仲間の一人である。
ただし、ごく簡単なイベントではあるが必須のイベントではないため彼女を仲間にしないままクリアすることも可能な「隠しキャラ」のひとりである。またARMSを率いるアーヴィングの文通友達でもある。
フィールド上での走る姿は某マリネラ王国の国王を連想させる。ドラマCDでの声優は堀江由衣。
好きな歯磨き粉は「イチゴ味」
ノーブルレッド
マリアベルは古の種族『ノーブルレッド』の最後の生き残りである。
ノーブルレッドとはファルガイアにおける伝説の不死種族のこと。その肉体の能力は人類の比ではなく(仲間の一人には数百トンを超える艦載式兵器を運用する者がいるが、それと同等か以上の膂力)※
更に人類をはるかに上回るロストテクノロジーを持ち(大陸はおろか星として並外れた力を持つファルガイアそのものさえ消滅させる対地レーザーを照射するルシファア、そのレーザーを防ぐ対消滅バリアを持つアースガルズや、大陸そのものを塩に変える兵器や星さえ軽々と消滅させる核ドラゴンなど)※
そして魂が不滅という真の意味で不死の存在※
しかし、『焔の災厄』との戦いでは事象や空間、魂さえ破壊する焔にやられ、元々少なかった数を減らし続け、マリアベルを残して絶滅した。が、遠い年月の果てに復活をするとされている。
身体的な特徴は地球における『吸血鬼』と「吸血行為をする」、「吸血されたものは老化の速度が同じになる」、「寿命がない」、「老化スピードが非常に遅い」など似ているが、にんにくや十字架はまったく問題なく、日傘や着ぐるみを着るのも太陽光が「お肌の天敵」なためで(エンディグの一部シーンで太陽があがる中、日傘も着ぐるみもせず行動している)吸血行為をされたものも同じ種族になるのではなく、あくまで老化スピードが同じになるだけなど細かな部分において相違が見られる。
戦闘スタイル
精神感応デバイス「アカ&アオ」を用いて攻撃する。また、フォースアビリティにより焔の災厄で活躍したロストテクノロジーの結晶「キュベレイ」「アースガルズ」「ルシファア」などを召喚して敵を攻撃する。
他にも「レッドパワー」と呼ばれる能力により、特定の敵の攻撃を記憶して使うことが出来る。この「レッドパワー」を駆使しないと隠しボスの多くに苦戦を強いられるだろう。
人類よりもはるかに頑強な肉体と、卓越した魔力を持っている設定※だがゲームシステムでは後衛的役割のため反映されていない部分もある。
しかし彼女の本当の恐ろしさは、絶大な力を持つ封印されたボスたちにすら「これはヤバイ」と力ずくで封印を破らざるを得ない危機感を抱かせる、その美声にあると言えるだろう。
※ザ・プレ1999/11増刊号製作者対談