劇中、『間違った過程で得た結果に意味は無いから』と結果を重視するルルーシュとは対照的に過程を重視し、敢えてその組織に組み込まれることで現状のルールに従いつつ、ルールに反する行為は組織側に立ってでも取り締まり、ブリタニアの体制を中から合法的に変えようとした。
しかし、実際にはなかなかそれを実行に移す素振りは見せず、淡々と任務をこなし、むしろ同胞であるはずのイレヴンへの弾圧を手助けしている行動・描写が多かった。
また、1期終盤にユーフェミアを失って以降ゼロへの憎しみとテロ行為への怒りから激情に駆られ、手段を選ばない苛烈な行動・手法が目立つようになったことから、当初の『過程を重視する』という理念にすら矛盾が生じるようになっていった。
また、そのような理念・目標があるにも関わらず、過去の行いに対する罪の意識から自己の死を願っており、体制の理不尽に殺されるような場面になっても抵抗しないなど、何かと独りよがりな行動を取り、その身に様々な矛盾を孕んでいた。
そういった彼の行為は一部のファンから顰蹙を買い、天然な性格故に空気が読めない一面があることも相俟って『ウザいスザク』、即ち『ウザク』と呼ばれてしまうようになる。
しかし、実際の彼は心優しく正義感の強い少年であり、当初はランスロットによる戦闘でも、極力相手を殺さないように脱出する暇を与えるやり方で撃破したり、人助けを積極的に行うなどしている。
物語後半の苛烈さにおいても、ゼロに敬愛する主人であると同時に想い人でもあったユーフェミアを謀殺(実態は故意ではなく結果的なものだが…)されたことに起因している。
よって、一概に彼を嫌い批判することは好ましい行為ではない。
また、同キャラクターの独特のポーズの名称。