トニー・グレイザー
とにーぐれいざー
人物像
イギリスのレコード会社「メトロミュージック」のプロデューサー。
立花響が装者となって間もない頃、風鳴翼の歌手としての海外進出展開を持ち掛けた人物。
海外進出は翼から一度拒否されるが、彼女の歌手復帰ライブを鑑賞する為に来日。世界を舞台に歌うという自身の夢を再確認し、歌手として新たなスタートを決めた翼の歌う姿をVIP席ではなく一般客席で見届けた。
ライブ後、何か感じ入る物があったのか、翼のマネージャーである緒川慎次に翼を受け入れる準備がある旨を伝え、彼に翼の事を依頼されると彼に手を振り、イギリスへ帰国した。
その後、リディアン音楽院を卒業し歌姫として世界へ飛び立ち、イギリスへ渡った翼をメトロミュージックへ迎え入れ、彼女のプロデュースを担当。
また、認定特異災害ノイズをはじめとする超常脅威による犠牲者の鎮魂と遺族の救済を目的に企画されたチャリティライブイベント「LIVE GenesiX」にも彼女を登壇させる等、密かに彼女を支える。
なお、「LIVE GenesiX」には、世界各国より多数のアーティストが参加しており、更に国連所属のエージェントにして救世の英雄でもあるマリア・カデンツァヴナ・イヴも参加、このライブイベント限定の翼とのコラボユニットを結成している。
なお、上記のコラボユニット結成のニュースは全世界を席巻、先駆けてリリースした「星天ギャラクシィクロス」も各国チャートの上位にランクインし、大きな話題となった。
後にキャロルを筆頭とした謎の武装集団の台頭及び彼らが使役するアルカノイズによって天羽々斬が破壊された事を受けて翼が日本への帰国を決意した際には、その意志を尊重しつつも彼女の事を心から案じ、「いつか再び夢を追いかけると約束すること」を条件として彼女を送り出した。
余談
トニーの名は、シンフォギア本編脚本を手がけた金子彰史の代表作であるゲーム「ワイルドアームズ」シリーズの物語序盤に必ず現れるキャラクターの名前であり、その事からファンの間では「物語の始まりを司る者」と呼ばれている。
彼も登場こそ第9話と遅いものの、同エピソードは歌手としての翼の再スタートを司るエピソードであった事から、トニーの名前に相応しい人物であると言える。
また、第1期にて声優を務めた中村氏が2014年12月24日にクモ膜下出血により60歳でこの世を去っている為、GXでは野川氏がトニー役を引き継いでいる。
外部リンク
LIVE GenesiX(GXの公式サイトの用語解説)