概要
キャロル・マールス・ディーンハイムがノイズのレシピを基に錬金術によって生み出したノイズの亜種。
通常のノイズと比較して出力スペックに大差はないが、細部ディテールはオリジナルのノイズと異なり、武士型、バナナ型のようなアルカ・ノイズ特有の個体も存在する。
専用のテレポートジェムを以って召喚され、ノイズのようにソロモンの杖を用いずともコントロール可能。
ノイズとは異なる運用思想の下に改良が施されており、世界の解剖を目的とした「解剖器官」を持つ。
従来型のノイズに無いこの発光部位は、分解の対象となる物質それぞれにチューニングした干渉破砕効果を持ち、それを兵器と転用すればありとあらゆるものを分解する。
分解された対象は無機物も有機物も、炭素とも異なる赤い塵へと崩れ果て、その分解対象はノイズによる炭素転換の減衰機能を備えていたはずのシンフォギアも含まれており、その能力はノイズに対応出来る唯一無二の存在たるシンフォギアの優位性をも分解せしめた(後に強化型シンフォギアの登場により、このパワーバランスは白紙に戻されている)。
しかし、その分解能力を発揮するには、位相差障壁のエネルギーを解剖器官に回す必要があり、その結果従来型のノイズと比較して防御性能が損なわれており、シンフォギアを用いずとも一般銃火器によって駆逐可能という欠点を持つ。
ただし触れれば分解されるのは従来通りな上、大型でない限り1体1殺が基本だったノイズと違い1体で複数人分解可能な為、通常物理法則に対しては圧倒的に有利に立っている事に相違は無い。
キャロルの野望が潰えたあとも製造技術がブラックマーケットで横流しにされて、内戦国で使われているという。
種類
- 人型(メイン画像左上)
人型ノイズをベースとした、アルカ・ノイズの中でもポピュラーなバリエーション。
解剖器官は腕に備える。普段はキャンディのように巻かれているが、これを展開してムチのように振るう事が出来る。
- イモムシ型(メイン画像上段中央2体)
オタマジャクシ型ノイズをベースとしたアルカ・ノイズ。用途に応じてそのサイズは様々。
解剖器官は、胴体の下に隠れた腕に備わる鎌状のパーツ。部位の位置関係もあって、移動すると這った跡のように分解痕が残る。
解剖器官を展開した上でマルノコのように回転すれば、対象を切り裂く事も可能。
- パイプオルガン型(メイン画像右上)
パイプオルガンを思わせる小型のアルカ・ノイズ。
他のアルカ・ノイズとは違い、解剖器官を飛ばす事によって遠距離攻撃が可能となっている。
- 武士型(メイン画像中段左)
武士を思わせる姿を成すアルカノイズ。アルカ・ノイズ特有の個体の一体。
アルカノイズの中でも干渉破砕効果に特化したタイプであり、天羽々斬、イチイバルを分解せしめた。
- バナナ型(メイン画像左下)
バナナを思わせる姿をしたアルカノイズ。アルカ・ノイズ特有の個体の一体。
- 輸送型(メイン画像中段、左から2体目)
上部に移動用のローターを持ち、脚部からコウモリ型アルカ・ノイズを放出する大型個体。
解剖器官も脚部から放出されるが、戦闘よりも目的地までアルカ・ノイズを空輸する目的で用いられる事が多い。
- コウモリ型(メイン画像中段、右側2体)
飛行型ノイズの亜種とも呼べる、コウモリを模したアルカ・ノイズ。
解剖器官は翼部に存在し、高速回転しながら対象を両断・分解するなど攻撃方法も飛行型ノイズに近しい。
- 巨大人型
アルカ・ノイズ特有の個体。
ビル群を見下ろす程の巨体を誇り、両腕に鋏型の解剖器官を備える。見様によってはアイツにそっくりな種類(メイン画像下段、左から2体目)で、はたまたコイツにそっくりな種類(メイン画像下段、左から3体目)もある・・・余談だが後に発売されたGXのデザインアーカイブで前者にはバルロン・ノイズという命名?がされている。
- セグウェイ型
『XV』より登場、アルカノイズ特有の個体。
文字通りセグウェイに乗った人間の様な姿をしたノイズ。ハンドルの軸の部分が解剖器官であり、二つに分ける事で剣のように対象を分解する。
- 増殖分裂型
「ティアーズ・オブ・ピースメーカー」に登場、増殖分裂型ノイズをアルカノイズによって再現したタイプ。オリジナルとは異なり本体も核も結晶のような形をしているのが特徴。