ジャッジキルは、審判がルール違反選手を失格にできる権限を利用し、対戦相手に勝利する行為のこと。
概要
- 相手がルール違反行為をする。
- 審判を呼ぶ。
- 相手のルール違反を指摘する。
- ルール違反による相手失格により勝利。
上記手順で行われる。問題なのは、1のルール違反行為の部分をこじつけることができるということで、ルール違反を誘発するようなプレイングを行ったり、「こうするつもりだったのに相手が……」のような事後報告で通常のプレイをルール違反にしようとする事である。
揉めた時に審判を呼んで解決する行為を悪用したもの。
大会に勝利するために安易に用いられるべき手法ではない。
余談
以上のように、ジャッジキルとは『ジャッジで相手を殺す(キル)』ことである。
しかし、カードゲームの界隈では半ばネタとされており、このような行為は実際には行うべきではない。
なぜならば、不正を意図的に見逃していたという不正をしたことになるからである。
MTGでは有利の取れない不正の見逃しは警告の対象になるし、有利をとれる不正の見逃しは失格の対象(公式戦出場停止の可能性もありえる)となっているので、自分のだけでなく相手の盤面もきちんとチェックするように。
上記とは別に動作が複雑すぎるカード及びコンボを使用した場合、ジャッジを含めてその場の全員が混乱する事もある。
この状態を『ジャッジを殺す』=ジャッジキルと称することもある。
十数年の歴史でルールが複雑化・特定カードとの奇妙な相互作用が放置され続けている遊戯王でよく見られる。