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カテドラルガンダム

かてどらるがんだむ

カテドラルガンダムとは、漫画「ガンダムビルドファイターズA」に登場するガンプラである。既存のガンプラの改造機ではなく、完全オリジナルのガンプラである。

概要

二代目メイジン・カワグチが、自らが持つ全ての技術、思想、アイデアを後生に残すため、病に侵されながらも完成させた彼の集大成とも言えるガンプラ。機体名の「カテドラル(cathedral)」は司教座聖堂・主教座聖堂を意味し、そこには「威厳」といった意味合いが含まれる。

当初は二代目自らが使用していたが、後にユウキ・タツヤに2度の敗北を喫したソメヤ・ショウキに与えられ、以後彼の愛機となる。

ショウキの手を離れて以降は紆余曲折を経てイノセ・ジュンヤの手に渡り、ディナイアルガンダムに改造されているが、ディナイアルガンダムを見たラルさんが自身の記憶を元にカテドラルガンダムを再現したガンプラを模型雑誌「Hobby Hobby」に掲載している。

最大の特徴として人間の動きを極限まで再現した広い可動範囲を有している点が挙げられ、これによりファイターの性格と技量、更には癖すらもバトルに反映する特性も持つ。

使い方次第で射撃型にも格闘型にも転化できるその特性を活かす為、武装はビームサーベルとビームライフル、そしてシールドというガンダムとしては正道とも言える装備が選択されている。

ディナイアルガンダムに改造された際に格闘戦用機として高い性能を発揮出来たのもこのファイターの素質を引き出す機体仕様に寄るところが大きく、操縦者によってバトルスタイルは大きく異なる。

ショウキがこれを使用した際は、その可動範囲と彼の元ダンサーとしての経験を活かした、近づけば突き放し、曲がる射撃で動きを縛り、相手の射撃は踊る動きで全て躱すという、変幻自在な戦い方を引き出した。

使い込めばそれに応えるようにファイターの思い通りに動くようになる機体性能は、努力を嫌うショウキも感銘を受けており、そこにメイジンの抱く思想の一端を垣間見る事ができる。

一方で、ガンプラファイターの技量をダイレクトに反映するその機体性質は、ファイター自身の技量に比例して機体を強くするが、ファイターの技量が伴わなければ逆に弱体化するという反作用も含まれている。このため、機体性能に頼った戦い方が出来ない「機体に嘘がつけない機体」として完成している。

後にショウキは機体性能を引き出す為、2代目メイジンとマンツーマンの特訓を受けている。

Hi-νガンダムヴレイブと同じくバックパックを支援機として運用するギミックが仕組まれており、カテドラルガンダムの場合は携行武装とバックパックが合体する事で「カテドラルブースター」となる。

武装

ビームソード

腕部ガントレットに備えられた格闘用兵装。

固定武装である為、一般的なビームサーベルのようにスナップを効かせた斬撃は不可能だが、切れ味は鋭い。粒子変容塗料が使われており、ビームサーベル、ビームシールド等を切り裂くことができる。

ビームバスターライフル

大口径長砲身のハイパワービームライフル。

グリップは側面に備えられており、機動戦士ガンダム00ガデッサのGNメガランチャーのように抱えるようにして携行する。

非使用時にはバックパックにマウントされ、カテドラルブースター時には機体中央部に装着される。

ショウキがこれを使用した際には、ダンサブルな挙動の回転を銃身に伝える事でビームを曲げるという芸当を披露した。極めて高度な技術であり、回転機動しつつ、ビームが敵機に向けて曲がる角度を維持しつつ・・・等、並ならぬ修練・努力・そしてガンプラに対する愛が必要不可欠である。

ビームロングダガー

ガントレットのビームソードとは別途に備えられた斬撃装備。

ビーム刃は一般的なビームサーベルと比較して一回り程短くなっているが、その分取り回しに優れる。

シールド

一般的なそれと比較して小型のシールド。

形状はウイングガンダムゼロのものに似ており、カテドラルブースターの機首となる。

カテドラルブースター

カテドラルガンダム本体から分離したバックパックにビームバスターライフルとシールドを合体させる事で完成する支援戦闘機。

偵察や連携など多角的な運用が可能であるが、最大の特徴としてクレッセントムーンボウへの変形機構を備えている事が挙げられる。

クレッセントムーンボウ

カテドラルブースターが変形した大型ビームボウガン。

バックパックとシールドに蓄積されたプラフスキー粒子をビームバスターライフルへ集中するカテドラル最大の武装。

この際、後部にビームロングダガーが装着され、そのビーム刃が弦となる。

クレッセントムーンアロー

クレッセントムーンボウから放たれる、「ガンプラバトルは強さが全て」という、2代目メイジンの理想を体現した必殺技。・・・その為か、縦横無尽に動き回る動きこそが真骨頂のショウキとはあまり相性がよく無く、それがユウキ・タツヤとのバトルの勝敗の境目となった。

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