「なら俺に勝て……勝って、俺の生き方を否定してみせろ!」
CV:吉野裕行
人物像
宮城県の天山学園に所属するガンプラファイター。
2年前の全日本ガンプラバトル選手権全国大会において、不敗を誇るガンプラ学園のレギュラーチームが唯一、バトル中に倒す事が出来なかった人物。
かつてカミキ・セカイ、カミキ・ミライらと共に次元覇王流拳法を学んだ同門であり、セカイが「ジュン兄」と呼び慕った兄弟子。
最強とは何かという問いかけに対して「強さには限界がない」と解き、常に研鑽を続ける努力家であり、当時は実直で心優しく、セカイとの修行の旅では様々な事柄を彼に教え諭していた。
師匠に次元覇王流の奥義継承を請うも断られた事をきっかけに、セカイ達の前から姿を消す。
それ以降は貪欲なまでに「強さ」を追い求めるようになり、卑劣な行為にも平気で手を染めるようになっていった。
ボクシングや中国武術を始めとした様々な格闘技を会得していき、やがて肉体では得られない強さを会得する為にガンプラバトルを始める。持ち前のセンスと格闘技術も相まって天山学園のガンプラバトルチーム「タイタン」のエースとして頭角を現し、2年前の全国大会ではガンプラ学園のレギュラーチームとも互角に渡り合ったが、その戦いぶりで禍根をも残した様子。
学園に於いては問題児として扱われており、ガンプラバトルでも戦術プランやチームプレーを無視して戦うためにチームメイトとの関係は険悪。その為普段は補欠メンバーとして扱われており、彼を参加させる事に関しては学園理事長も快く思っていなかった。
ファイターとしての実力はガンプラ学園のキジマ・ウィルフリッド達からも一目置かれ、ガンプラ制作を他人に任せるつもりもさらさらないため、ビルダーとしても高い技量を有している。
次元覇王流を主体とした近接格闘を得意としながらも、正々堂々とした戦いを好むセカイと対照的なバトルスタイルは、過去に彼と手合わせしたスガ・アキラをして「卑劣」と言わしめる程。
当然、スガやキジマ達は彼への対抗策を講じており、後にセカイがガンプラ学園関係者とのバトルで苦戦を強いられたのは、ジュンヤがガンプラ学園と戦い彼らを苦戦させた過去に依るところが大きい。
戦績
使用ガンプラは、かつて二代目メイジン・カワグチが作り上げたカテドラルガンダムをベースとしたディナイアルガンダム。
バトルスタイルはセカイと同じく格闘戦に特化したインファイター。使用するガンプラも自分に合わせてチューンしている。
身につけた次元覇王流拳法の技はセカイの兄弟子である事もあり彼以上の練度を誇り、それ以外にも合気道、ボクシング、八極拳をはじめとした中国武術など様々な格闘技を駆使して対戦相手を粉砕する。
これらの格闘技は単なる付け焼き刃として身に着けた物ではなく、「多種多様な格闘技をマスターする事で強さの極地に至る」という信念の下、鍛錬を重ねて完全に自分のものとしている。ボクシングについては元中学チャンプのイズナ・シモンが舌を巻くほど。
また実戦で一度見た技をその場で覚えアレンジを加えて使うなど、対象を観察する力とそれを自分のスタイルに合わせてアレンジする発想力も特筆するべき点であると言える。
更にセカイと同じくガンプラとファイターのシンクロ現象「アシムレイト」を体得しており、これを奥の手として隠し持つ。
選手権では対ガンプラ学園の切り札として温存されていたが、聖鳳学園と統立学園の試合でセカイが見せた技を「次元覇王流の奥義」と誤認し、師匠が自分には教えなかった奥義をセカイには伝授したのだと思い込み、彼に対して敵意を顕にする。
その後、不良仲間をけしかけてセカイに暴力沙汰を起こさせる事で出場停止へ追い込もうと画策するも、その場に居合わせたメイジン・カワグチ達によって企みを看破され、失敗に終わる。
後日、準々決勝にて改めてトライ・ファイターズと激突。次元覇王流拳法やこれまで会得した格闘技の技を次々に繰り出してセカイを圧倒するが、次元覇王流とガンプラバトルを融合させる境地に達し、トライバーニングガンダムの真の力を解放したセカイの連撃を受け、敗北した。
試合後、師匠が自分に奥義を授けなかった理由を悟ると同時にかつての自分を取り戻し、またミライから次元覇王流拳法に奥義は存在しない事を告げられ、拳法家として一から出直すことを決意する。
その後、一度は会場を後にしたが、決勝戦前夜に再びセカイの前に現れ、ウィルフリッドへの対応策として、ウィルフリッドの操るトランジェントガンダムの奥の手に似た技を見せる事で遠回しにセカイに対してエールを送った。
そしてギアナ高地の師匠の下を訪れ、彼の下で再び修行を再開している。
関連項目
使用機体
類似人物
ハレルヤ・ハプティズム:過去に中の人が演じたガンダムキャラ。