概要
カミキ・セカイが操るビルドバーニングガンダムを、チーム「トライ・ファイターズ」が一丸となって強化・改修したガンプラ。
近接格闘戦を得意とするビルドバーニングガンダムの基本コンセプトはそのままに、ニールセン・ラボでの合宿でガンプラファイターとしてレベルアップを果たしたセカイの操縦に機体が耐えられるよう各部関節と装甲が強化されている。これによって手足が太く力強いシルエットに改められており、ビルドバーニングガンダムでは両腕で使用するのがやっとであった鳳凰覇王拳を片手で繰り出す事が可能となった。
アシムレイトによるファイターとのシンクロも引き続き可能であり、その際の戦闘能力は通常時の有に三倍を超える。更にチームとの連携と、次元覇王流拳法の技の組み合わせによってその可能性は無限に広がっていく。
ビルドバーニングガンダムとの最大の相違点として、装甲内部に内蔵されていたクリアパーツを外装の変更を行う事によって露出させている点が挙げられ、その結果機体に蓄積されたプラフスキー粒子の放出量を増加させている。
これに加え、アシムレイト状態に於ける戦闘能力の向上を鑑みてコウサカ・ユウマが新たに考案した「バーニングバーストシステム」を搭載。このシステムを発動した際には粒子放出量が極限まで増大され、自らが放出する粒子によって機体にダメージが及ばないように各部装甲がパージされる。この際、装甲内部のクリアパーツが更に露出し、これによって粒子放出をスムーズにしており、一気に放出された粒子は炎を思わせるエフェクトとなって全身を包み込む。
このエフェクトは粒子放出量をコントロールすることでバリアとしても用いられ、また大量の粒子を攻撃に上乗せする事でその破壊力を増加させる事も出来る。
最終決戦仕様については、こちらから
デザインはビルドバーニングガンダムに続き大河原邦男。
必殺技である鳳凰覇王拳に関しては聖闘士星矢の鳳翼天翔がイメージソースとなっている。
ゲーム作品において
ガンダムVSガンダムシリーズ
機動戦士ガンダムエクストリームバーサス2にてVSシリーズ初参戦。コストは2500。
原作通り各種武装で次元覇王流奥義を使う格闘機となっている。アシストでトライファイターズの機体も登場する。
メイン射撃は聖拳突きなのだがゲーム独自解釈なのか相手をよろけさせやすい白いエネルギー弾を放つ。後格闘では閃光魔術蹴りで飛び込み蹴りを、他に特殊格闘はレバー入力で様々な技を繰り出すことが可能で、レバー無しだとSA付きねじ込み技の流星螺旋拳、前特格で極小ブースト消費突撃格闘の疾風突き、横特格で横に回ってから蹴りを放つ聖槍蹴り、後特格で自身の回りに竜巻を発生させ相手を巻き込む旋風竜巻蹴りとアクションのバリエーションは実に豊富。
また、バーニングバーストシステムは時限強化武装として実装されており、発動中は機動力が上昇、鳳凰覇王拳といった専用の技が使用できるようになる。時間経過で再リロードされ、覚醒時にも換装されるタイプなので惜しまずに使える。
・・・しかし多くのプレイヤーを驚かせたのは格闘性能ではなく、サブ射撃の波動裂帛拳。
その場から急降下して着地点から火柱を発生させるのだが、空中からの緊急着陸に使える・火柱はかなりの高度まで昇る・障害物を無視すると着地の隙を付こうとした敵はもちろんのこと、近接戦を挑んできた相手からナニまで思いっきり粒子の炎で吹っ飛ばすので最上位コスト機体とて安直に近づけない。さすがに強すぎたゆえかアップデートで火柱の性能は落とされた(ただし稼働から二年ほど経過した時期に)。とはいえ、きな臭い択は失ったものの、正統派格闘機としてはまだ活躍可能。
近づいてきたら波動裂帛拳で吹っ飛ばし、時限強化武装で自身を強化しながらの流星螺旋拳や閃光魔術蹴りを相手にお見舞いするといった単発技を要所で刺しに行く立ち回りが得意とする純格闘機。その戦場を荒らす能力の高さは師匠にそっくりな人のMFを彷彿とさせる。近距離専門の広範囲武装に加え強力なスパアマ武装のおかげで近距離の疑似タイマン性能も強烈。
弱点は彼同様に射撃戦の弱さ。アシストと特格等を利用した接近を妨げられれば、どうしてもトライバーニングの手札は少なくなっていく。素直な格闘機であるので上手く相手の懐に潜り込みたいところである。
覚醒技は二種。一つは炎の剣での連撃からプラフスキーゲートを通り炎の鳥になって突撃する『カミキガンプラ流究極奥義・真鳳凰覇王拳』。もう一つは前述の炎の鳥突撃を単発で行う『ファイナル・バースト』。
ガンプラ
HGBFにて1/144スケールのものが販売。ビルドバーニングが炎のエフェクトを纏った状態の箱絵であるのに対し、こちらは素の青色クリアパーツが輝いている状態の箱絵となっている。
SDのガンプラでは海外先行展開されて日本に逆輸入されたSDガンダムEXスタンダードにて発売されている。
余談
バーニングバーストモード時の全身から炎のエフェクトが噴き出している姿に加え、トライバーニングガンダムという名称を意訳すると「3回燃え上がるガンダム」となる事から、機動戦士ガンダムの主題歌、翔べ!ガンダムの歌詞の「も、え、あ、が、れ もえあがれ 燃え上がれ ガンダム」というフレーズがモチーフなのでは?といった説もある。
関連項目
ガンダムダブルオースカイ:後年のシリーズでメンバー一丸になって強化・改修を行った点が共通するガンプラ。