駆逐棲姫
くちくせいき
『ヤラセハ…シナイ…ヨッ……!』
概要
『艦隊これくしょん』の2014年秋イベント海域、『発動!渾作戦』第二海域「第二次渾作戦」の旗艦(ボス)として新たに登場した「姫」。CVは小澤亜李。
駆逐艦にカテゴライズされる深海棲艦としては初めて人型の姿、かつ初めての「姫」クラスである。
しかし駆逐艦とはいえやはり「姫」、駆逐艦なのに耐久190という、明らかにレギュレーションが違いすぎるスペックである。
しかも装甲も硬く(装甲値は何と115で、戦艦ル級flagshipや戦艦タ級flagshipも顔負けの数値!!)、こちらの駆逐艦の攻撃では夜戦でも仕留めきれないことも多い。
(「第二次渾作戦」は出撃できる艦は駆逐艦と軽巡洋艦(2隻まで。3隻以上だと羅針盤が逸れてしまう)に制限されている。つまり戦艦や空母、雷巡は使えない)
さらに夜戦になると、超高確率でカットイン攻撃を放ってくる。
まさに「お前のような駆逐艦がいるか」である。
幸い随伴艦は弱い駆逐艦ばかりなのだが、あと1回でゲージ破壊可能になると随伴艦に軽巡ツ級eliteが加わり、撃破が困難となった。
この海域では支援艦隊を出すことが可能なので、支援で取り巻きを潰しておくと倒し易くなった。
声優は秋月、プリンツ・オイゲン、野分を演じた小澤亜李。(明言はされていないが、本人のブログで「月がきれい系」と書いている)外部リンク
ちなみに第二海域のボス戦では、イベントで初実装になった朝雲や「艦これ界のツチノコ」こと初風、さらに「AL作戦/MI作戦」のイベント報酬だった大淀、他にも天津風、早霜など多くのレア艦のドロップを狙えることから、それらを掘るため彼女をボコりに何回も訪れる提督も多かったという。勿論春雨もドロップした。
イタイジャナイ…カ…ッ!
容姿
深海棲艦の駆逐艦といえば人の形をしていないグロテスクな外見が特徴的だったが、駆逐棲姫はさすがに「姫」クラスだけあってそれらとは違い人型をしており、しかも帽子にノースリーブのセーラー服、へそチラ等とこちらの駆逐艦娘に良く似たデザインとなっている。
初めて見た時、「どこかで見たことがあるような…」と思われた提督諸君も多いだろう。
髪型、帽子、セーラー服、太腿のベルトなど、こちら側の駆逐艦娘である春雨と非常によく似ているのである。
そのため「深海棲艦化した春雨」と呼ばれることも多い。中には悪雨(わるさめ)と呼ぶ提督も。
これは春雨が史実の「渾作戦」で戦没したことがモチーフになっていると思われる。
これまでもイベントボスの深海棲艦のうち何体かは、史実におけるその作戦や海域で戦没した複数の艦艇の艦娘の要素が容姿に見て取れた。
しかし史実の渾作戦において犠牲となった艦は、日米通して春雨のみなのである。そのため春雨の要素が単独で強く現れているのかもしれない。
また全身が映る海域マップ上カットを見る限りでは腿の艤装より下が無く、両脚を欠損している様である。
これも、春雨が艦尾への被弾により沈んだ史実に合わせたものと推測される。
秋イベントの第二海域では唯一駆逐棲姫のマスのみ春雨がドロップすることがあるのも恐らくは…
そして秋イベント終了直後に春雨改の新グラフィックが実装されているなど、外見以外にも春雨との繋がりを匂わせる要素は多い。
四コマでは春雨が渾作戦への参加を拒否し、駆逐棲姫を見た夕立が「どこかでお会いしたっぽい?」と既視感を匂わせている。
pixivでもその影響を多大に受け、一緒に描かれる相手は他の深海棲艦よりも圧倒的に春雨が多い。
春雨と駆逐棲姫が混ざり合った姿のイラストも多く見られる。
中には春雨の脚を切断して故意に駆逐棲姫化させる非常に痛ましい物もある。
流石にショッキングと判断されたのか、公式メディアミックスで登場した際は全て足元が見切れている。
6-3にて
2015年6月26日のアップデートで実装された中部海域の第三海域(6-3)の「K作戦」にて、前哨戦ボス護衛および最終形態ボス旗艦として再登場。
このマップはかつての「第二次渾作戦」同様、出撃できる艦は駆逐艦・軽巡洋艦・水上機母艦のみに制限されており、さらに随伴艦には戦艦タ級flagshipが1~2隻出現、しかも陣形も攻撃力の高い単縦陣であり、大破祭りになる事が多い。
前哨戦では耐久値が150、装甲値が100になるなど若干パワーダウンしているが、最終形態では旗艦として登場し、「第二次渾作戦」と同様のスペックとなる。
当然夜戦になるとほぼ確実にカットイン攻撃を出してくる上、中部海域では支援艦隊も出せない為撃破は難しい。
またS勝利で春雨がドロップすることがある。これによりイベント期間でなくとも入手が可能となった。
「ツキガ…月が、きれい……」