歴史
元々は3000年以上昔に建国された宗教国家ミロスの領土だったが、400年前にミロスの神話にある鮮血の星の存在を知ったクレタ人たちによって占領され、ミロス人はクレタ人によって鮮血の星を採掘すべく奴隷のようにこき使われ、現在のような谷が形成された。
採掘作業は300年で終了し、クレタ人達は谷底から撤収したものの、崖の上からミロス人を支配すること自体はなにも変わらなかった。
約10年前からミロス地方で領土拡大を目論むアメストリスとクレタとの小競り合いが多発するようになり、ミロス人たちに独立の機運が高まった。
それに目をつけたアメストリス軍は、ミロス人の独立運動を支援した。
一方、クレタ軍も自軍の損害を抑えるべく、残ったミロス人を戦いの最前線に送り出して数えきれないミロス人たちがアメストリス軍によって殺された。
小競り合い自体はアメストリス側の勝利の終わり、ミロス人達にとっての聖地である丘の上の街を手に入れたが、アメストリスの目的は手に入れた領土を実効支配することにあり、邪魔なミロス人たちを一人残らずクレタ領の谷へと追い落としてテーブルシティを築き上げた。
以来、崖の上にクレタの国境要塞が建設され、アメストリスも負けじとテーブルシティを要塞化し、自分達の国を取り戻そうとするミロス人たちのレジスタンスが暗躍するという三つ巴状態に陥っている。
場所
丘の上の街
ピーター・ソユーズ少佐が管理しているアメストリス領の飛び地。
それなりに管理が行きわたっているようで、刑務所や教会があることが確認できる。
街中にある塔や伝官が幻想的な光景を見せている。
かつてのミロスの街
丘の上の街の地下にある。
クレタが鮮血の星の秘密を独占しようと地下に埋めてしまった。
ソユーズも気づいているが、鮮血の星の秘密を独占しようとして上に伝えていない。
デスキャニオン
ミロス人たちの居住区。クレタ領。
アメストリス領から大量のゴミが降ってきたり、病原菌が蔓延していたり、アメストリス側の崖を上ると不法入国したとして問答無用に射殺されたり、クレタの秘密警察が幅をきかせていたりするというロクでもない場所。
クレタの国境要塞
クレタ軍のハーシェル中佐率いる国境警備軍が駐屯している要塞。
またポロス山のマグマを利用した地熱プラントを建設するために、ミロス人をはした金で雇ってこき使っている。