一ノ瀬双葉
いちのせふたば
プロフィール
人物
就職活動に疲れた果てに「だったら、なるのが一番難しい声優をやってやるー!」と業界に飛び込んできた駆け出しの新人声優。なにげに眼鏡っ娘。自分よりもしっかりとした社会人の弟と近年めっきり体の弱ってきた父親がいる。弟的には声優なんて諦めて地元に帰ってきてほしいホンネ(双葉の弟自身、夢を見ないか諦めるかして地元で頑張っている事を「普通の生き方」としており、そのためのキャリアを積む事を今の自分の課題として実践している)が姉弟の会話において言葉の端々に浮かんでおり、帰省すればその部分で精神的HPをがしがし削られていく。(もちろん弟はそれが正しい事と信じており、双葉にとっても正論であるため悪意は全くなく、反論もできない)
声優の仕事は全く来ず、日々バイトに明け暮れて仕事を待ち望む苦労人。元々はコンビニの店員だったが、フリーターとしての自分よりも声優としての自分を優先させたためにクビにされ、日雇いや試食マネキンなど不安定に仕事を転々とする羽目に。最近では「すぐ休み、よく辞める、根気の無い、いい加減な人」という(本人を知らない人間が放つ無責任な)悪評が立ち最初から雇ってもらえない場合すらあり、収入が安定せずライフラインさえ止められる事がある始末。(アニメ版では、原作にコンビニバイトの描写がある事から勤務先がアニメ版スポンサーの一角であるローソンの店舗となり、店長が声優の仕事に理解ある人と設定されてクビは免れており、同様の描写はいちごに回されている)だが、2015年8月に発刊された原作同人誌8巻『わたしたちイヤホンズです!』にて、アニメ版の双葉に寄せるためか伏線なしでコンビニバイトに復帰している。
子ども時代に一番好きだったアニメ作品「息の根コロリちゃん」のマスコットであるコロリちゃんのぬいぐるみを今でも大切にしており、現在でもぬいぐるみのコロリちゃんに自ら声をあてて自分を励ます一面がある。
実は三人の中で一番体が弱く、いちごからはポンコツとすら評される、黒浅野の一番の被害者である。
天性の天然ボケでイヤホンズのラジオ番組では、それが大爆裂する。
なお、ヒカりゅん(親記事を参照)によってフタフタという愛称を定着させられてしまった。それを知り、後に自らフタフタを名乗る決意をして、いちごを感心させている。またイヤホンズとしてデビューする際に眼鏡っ娘としてイメージを定着させるのかどうかを集さんに問われて一晩悩んだ挙句、あえて眼鏡っ娘キャラの道を選ぶなど、ここ一番での踏み込みには躊躇しない。
声優としては女子役と男子役の双方を使いこなす器用さを持つ。しかし逆に、その小器用さがアダとなっており、脇役専門のごとき扱いを受ける事も多々ある。
また、これに伴いドラマCDでメインキャストだった作品において、同作のアニメ化の際、鈴に役を奪われる羽目にも陥っている(親記事内 ちなみにの項を参照)。
が、この時にはヒカりゅん先輩に「夢を見るのは視聴者で私たちは夢を見せる側」(夢を見せる側が夢を見てはいけない)と諭されて複雑な心中を克服した。
ただしアニメでは、原作にあった演技に対する小器用さや、スタッフに便利な子と思われている描写や、ここ一番で踏み込むいざという時の豪胆さは極端に抑えられ、全体的に不器用で自己表現が苦手な弱々しいキャラクターに変更されている。(原作で双葉が苦手とされているのは上層部へのアピールとしての自己表現である)だがアニメも中盤に入ってくると、徐々に原作の双葉同様のものへとキャラクターがすり寄っていく描写もある。