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総括の編集履歴

2015-09-15 10:54:36 バージョン

総括

そうかつ

物事をひとつにまとめて締めくくること。左翼の用語としても使われた。
  1. 物事をひとつにまとめて締めくくること
  2. 左翼団体の取り組んでいた闘争が一段落したときに、これまでの活動を締めくくるために行う活動報告
  3. 2.から転じて連合赤軍で行われていたリンチ殺人のこと

ここでは3.について記述する。

連合赤軍の総括

連合赤軍が起こした山岳ベース事件での同志に対するリンチ殺害のこと。ただし連合赤軍内ではこの総括を共産主義化と呼んでいた。

左翼団体は何も考えずに闘争を繰り広げていたわけではなく、取り組んでいた闘争が一段落した段階で闘争の成果や反省点について明らかにし、次の闘争に向けての問題点等を洗い出していた。これは工業界で行われているPDCAサイクルC(点検・評価)にあたる。

ところが連合赤軍で総括は「真の革命戦士となるために反省を促す」と称して行なわれたリンチ殺人を意味することになった。


元々連合赤軍は武闘派路線であった赤軍派京浜安保共闘が連合して成立した組織であり、思想・体質に様々な相違点があった。しかしこれでは赤軍の目的を達せないと判断したのか、中枢部メンバーと異なる思想を持つ構成員に対し激しいリンチなどが行われた。赤軍内で総括は革命戦士に成長させるための試練」という名目で行っていたが、実際にこの試練を乗り越えて革命戦士として成長した者は居らず、結局は凄惨な連続殺人へと突き進み、組織にいた30名弱いたメンバー中12名を殺害し組織の弱体化を自らの手で招いた。自分で自分の首を絞めたいい例である。なお山岳ベース事件の残党5名が起こしたのがかの有名なあさま山荘事件である。

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