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編集内容:「はじめにこの記事を見た時、妙な違和感を覚えたので書き換えました。ただ、オイラの担当アイドルの主役回がなかったことに対する憂さ晴らしをしたかっただけなのかもしれませんが。」

笑うなんて誰でもできるもん

わらうなんてだれでもできるもん

アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』23話における、人生に行き詰った島村卯月の絶望の叫びにして心からの本音。

概要

アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』2ndseasonにおいて

ヒロインの1人島村卯月が、プロデューサーから「(貴女の良い所は)笑顔です」と言われて『笑顔だけ』で頑張ってきた結果、

周りの人間に『笑顔なんて誰でも出来る』という現実を突きつけられて『頑張ること』しかできなくなり

その頑張りすら報われず空転し、シンデレラプロジェクトのメンバーにすら置き去りにされた結果、

すべてを失くした島村卯月から発せられた絶望の声である

親記事である本人の項目にもこの発言に関する詳細な記述があるため本記事は23話の冒頭から該当発言までと、多少の余談に絞って記載する。

23話までのあらすじ(アニメのネタバレを多く含みます。閲覧注意。)

20話以降、少しづつ精神的に追い詰められていった島村卯月は大事な時期であるにも関わらず、シンデレラプロジェクトのメンバーやプロデューサーに対して引け目を感じて距離をとるようになっていた

その影響でシンデレラプロジェクトのメンバーが卯月の穴埋めをしているという最悪の状況になり、

それだけではなく島村卯月の言動などが徐々に不審になっていった結果、島村卯月はガンバリマスロボと化し、もはや最悪の状態と呼ばざるを得ない状態に向かっていったのだった。

の言うように、「人生のツケというやつは最も自分にとって苦しい時に必ず回ってくるものらしい」ということではなかろうか。

このままでは、島村卯月はシンデレラプロジェクトにとっての癌細胞になり、美城常務の手によって切除されてしまう

それを防ぐべく、23話冒頭で卯月本人からの自主レッスンの申し出があったことを聞きつけた、同じニュージェネレーションズのメンバー、渋谷凛本田未央はこの状況を打開するべく卯月がシンデレラプロジェクトにスカウトされる前から通っていた養成所に向かい、卯月と対面する。

ガンバリマスロボと化した卯月は浮かない顔で「アイドルになるのなんてまだ早かった」「もう一度レッスンして『ガンバリマス』」と、ガンバリマスロボなりに自らの力不足を伝えた。

「誤魔化さないでよ!」と業を煮やした凛は【凛がアイドルになるのを迷っていた時、卯月と会った場所】である思い出の公園にガンバリマスロボと化した卯月を連れ出して、

凛からは「トライアド(トライアドプリムス)に参加する時の笑顔はウソだったの!?」とウソツキ呼ばわりされ、未央から「何でも言ってよ、しまむー」と今が年貢の納め時だと問い詰め、追い詰められた卯月は泣きながらこう話すのだった……。

「プロデューサーさんは、私の良いところは『笑顔』だ、って…。だけど、だけど……」

「『笑顔』なんて、『笑う』なんて、誰でも出来るもん…!」

「何にもない…、私には何にも……!」と……

そう、『笑うなんて誰でもできる』のである。

零号機の人にだってできる

どこぞの傭兵にだってできる

元天竜人にだってできる

そんな『当たり前のこと』は島村卯月はおろか、ドラクエのスライムたちにすら出来て当然なのである。

そう。【笑顔】のような大多数の人間が当たり前に使えるものは長所には成りえないのだ。

島村卯月は、「もし、わたしだけなんにも見つからなかったら…どうしよう」…ともつぶやいていた。

島村卯月には渋谷凛のような【正義】も、本田未央のような【責任感】も無い

島村卯月は周りの人間から現実を突きつけられ、すでに『自分には何もとりえが無い』ことに気づき、自分を見失っていたのである。

『正しさが人を救うとは限らない。』

双葉杏のニート属性などの『人として間違っているキャラクター性』でもアイドル活動を続ける上で希望になりうる」のである。

だが、島村卯月には『人として間違っているキャラクター性』も持ち合わせていなかったのだ。

アイドルとしての武器を失くした島村卯月に対して2人は、

それぞれが「卯月の笑顔」に後押しされた・救われた時のことを伝える。

凛「誰でも出来るなんて言わないでよ!踏み出したんだよ、自分も輝けるかもって…卯月の笑顔がキラキラでまぶしかったから…あの笑顔があったから…私!」

その時、回想で映ったのは…1stseasonの時にアイドルになるのを迷っていた凛に見せた、卯月の満点の笑顔だった。

未央は卯月を後ろから抱きしめ、

未央「私が逃げちゃった時、待っててくれたじゃん。しまむーどんな時でも『大丈夫です、頑張ります』と言ってくれると信じてた…そんなことないよね。」

と、人生のツケを払わされている卯月に、自分がもっと早く気づけていれば良かったと告げる。

ふたりが伝えたかったこと、それは「島村卯月には他人の笑顔をあきらめない【勇気】がある」ということだった。

前述した未央の言葉に泣きつつも ううん、と首を振っていることから卯月にとってはニュージェネレーションズ、ひいてはシンデレラプロジェクトを非常に大切に思っていたことと、また凛と未央にとって卯月の笑顔はそれだけ2人の大きな支柱になっていたこともうかがえる。

結論

これ以降の記述やもっと詳しい精神的な部分は本人の記事に記述を譲るが、「普通」の女の子でありながら、アニメ全体を通し一足先に「夢を叶えてしまった(というより、養成所通いが長く続いたせいでアイドルになった時点で満足してしまった)」ために他のメンバーが抱える多くの苦しみや辛さを分かち合うように抱え込んだ卯月の精神力は相当なものである事がうかがえる。

そして彼女…島村卯月だって他のアイドル達と変わらない、普通の年頃の女の子だということも。

余談ではあるが、デレラジA37回にてこのシーンは一発録りである事が明かされており、中の人達の演技やED「心もよう」も相まって、このシーンそのものがゲーム版から彼女を見続けていたプロデューサー達は涙した者も多いだろう。

そして2ndseasonのOP「Shine!!」の歌詞の中にもこのエピソードに関するキーワードがちりばめられていて、Aサビ(TV版では1人たたずむ卯月を凛と未央が手を握って連れ出すシーン)にBサビ(TV版では該当箇所なし)の歌詞はまさしく卯月ができる「本当の笑顔」を取り戻していく過程とも読み取れる。

そして、24話では……

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