- 羅 Romae imperator
- 英 Rome Emperor
『ローマ帝』はオクタビヤヌス(アウグストス)によって創設され、『共和国の基盤を守る』『ローマ市民生活の平和を守る』『私が失われれば共和国も失われる』的なものを根底に作られた。オクタビヤヌスが共和国の内戦に勝利し、オクタビヤヌスはすべての独裁職を辞任したが、元老院から執政監に選ばれた、オクタビヤヌスは一年間執政を勤めたが、また執政監に選ばれてしまい。共和国と元老院はオクタビヤヌスに完全に頼りきりな状態が露呈した。オクタビヤヌス連続の執政を辞任すると元老院は『アウグストス(尊厳)』を送った。これ以降オクタビヤヌスは継続してローマの統治する存在となって、元首政治とよばれる改革を行う。オクタビヤヌス以降もアウグストゥスはローマ元首として踏襲され絶対的な共和国の統治職となる。
ローマ帝国に関する本などでは、ローマ皇帝の役職は共和国時代の政府の役職の『第一人者(プリンケプス)』『ローマ軍最高司令官(インペラトル)』『執政監(コンスル)』『護民監(トリブリキア・ポテスタキス)』『最高ローマ祭司(最高神祇官.ポンティフクス・マクシムス)』などの兼職であり、中国の皇帝のように官僚ピラミッド・律令国家の頂点や中国神話の神々の後継者(現人神)だったわけではない。が、ぶっちゃけて書くと『共和国の役職の兼務』は建前に過ぎず、ローマ帝国の基盤で権力の源泉として振りかざすことが可能ということが、ローマ共和国の共和制度の瓦解と元首独裁の強化の歴史上で示されたので。大統領の権力よりも独裁的であり、権力の定着としては大統領よりも不安定な代物と思われる。
ネットでラテン語を「imperator」を画像で調べると『第一銀河帝国の銀河皇帝(ダース・シディアス』が最初に出てくる。辞書などで調べると、最高司令官か大元帥と表記がぶれる。
ダース・シディアスの服装に関しては実際の『最高ローマ祭司』の服に近いと思われる。実際のローマ祭司の服もこうゆう感じだったとされる。
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ソビエト連邦共産党書記長・・・略『ゲンセク(ゲネラル・セレクタリー)』、ソビエト国家と共産党一同独裁の最高官職。ローマ皇帝は『アメリカ大統領』と比べられることが多いが、いろいろな意味のやることの酷さや、ガチガチ加減、過剰過ぎる専制力、お粗末さなどを比べるとこちらも近い気がする。