概要
元々はラクシャータ・チャウラーらインド軍区の研究チームが、紅蓮弐式と同時期に開発した機体である(ただし、コックピットはブリタニアで採用されているタイプである)。
しかし、スペックのみを追求した結果として操縦性は極めて劣悪となり、テストパイロットを17人も死に追いやった事から、完成後もそのハイスペックさと不吉さから搭乗するパイロットが見つからずにお蔵入りする事になった。
後にインド軍区の中華連邦に味方する勢力から、中華連邦軍へと引き渡され、黒の騎士団の討伐を目論む大宦官から黎星刻へ与えられた。
武装
- 巨大中国刀:KMFサイズの直刀。刀身が持ち手内をスライドするギミックを備え、瞬時に逆手持ちとなるほか、背後の敵への奇襲にも用いられる。一見するとただの実体剣だが、ナイトメアフレームの装甲を容易に貫き切り裂く切れ味を持つ他、MVSと刃を交えても、互角の鍔迫り合いが可能なほどの強度を持つ。
- 天愕覇王荷電粒子重砲:胸部に搭載された一門の高出力ビーム砲。紅蓮滑翔式の輻射波動砲弾にも匹敵する威力を誇る。因みに制作スタッフの間では「天子砲」と呼ばれていた。
- スラッシュハーケン:両手首にフーチ型のスラッシュハーケンを装備している。攻撃・捕縛に加えて電撃を流す事でパイロットと内部機材にダメージを与える他、ワイヤーの強度を利用し、高速回転させることで実弾をはじく防御兵器にもなる。
- ランドスピナー:従来のタイプとは異なり、つま先と踵のブレードを繋げて一種のローラーブレードとして地面を滑るかの様な移動を可能とする。
派生機
- 朱厭
『コードギアス双貌のオズO2』に登場した機体。『シュエン』と呼称。
中華連邦が神虎の量産試作機として開発した機体であり、量産化に向けたコストダウンに合わせ、天愕覇王荷電粒子重砲のオミットや操縦性の改善が為されている。
基本的な形状こそ変わらないものの、頭部の顔が京劇の猿面に似たものに変更されている他、メインのカラーリングが黄色に変更されている。
神虎同様機動力とフーチ型スラッシュハーケンを活かした高速格闘戦を得意としており、その性能も第七世代相当とされ、他国の最新鋭量産機に劣らない優秀な仕上がりとなっている。