英はじめ
帝都大学に所属している闘技者。フリーランスの外科医であり、医者としての腕前は一流である。その正体は政府お抱えの始末人（エージェント）であり、表向きの法律で裁けない悪党を幾人も闇に葬っている。それ以外のことは一切不明。
隈の浮いた眼と薄ら笑いを崩さないポーカーフェイスが特徴的な優男だが、闘技者に選ばれるだけあって引き締まった筋肉を持っている。拳願トーナメントで負傷した闘技者を探求心込みで治療している。
冷酷無慈悲なサイコパスであり、相手を殺すためなら手段も倫理も問わない非情の殺し屋。力及ばず死なせてしまった患者達をアルバムに残し、その悲しみと絶望感に酔いしれるなど、かなり倒錯した価値観の持ち主である。原作者曰く、「理性で狂気をコントロールしている狂人」とのこと。
人として大切な部分が壊れきっているものの、医師としてはとても真摯であり、患者の精神ケアまで視野に入れた治療を心がける名医である。意外と茶目っ気があり、小児患者と車いすでレースをしたり、山下一夫と夏休みの小学生のような出で立ちで釣りに出かけたりと枚挙にいとまがない愉快な狂人である。
戦闘スタイル
霊枢擒拿術
指先を鍼に見立てて人体急所の経絡経穴を突く武術。
骨剣
自身の大腿骨を削りだして作った刀。腕部の筋肉を収縮させてせり出させる隠し武器である。ウルヴァリンかアンタ。一応自身の身体に含まれるため、ルール違反ではない。
痛覚シャットアウト
大脳視床下部に術式を加えることによって、痛覚を遮断している。これによって常人では悶絶するような痛みを受けても英は平然としていられるのである。
踵高圧ガス
踵に仕込んだ高圧ガスによって蹴りとジャンプを瞬時に強化させる。当然使うと踵に穴が開く。完全に改造人間だよ。
殺人ウィルス
自身の血中に仕込んだ致死力の高いウィルス。血液感染のため感染力自体は低いが、その気になればバイオテロが出来るウィルスも使用できるとのこと。
