海上保安庁が運用する、ヘリコプター1機搭載型巡視船(PLH)。
1978年の排他的経済水域200海里時代への突入を機に、タイプシップとして建造された「そうや」の量産型として建造されたもので、外見や仕様は同船に類似しているが、「そうや」の砕氷機能を削るかわりに、最高速度はやや高速となっている(「そうや」の最高時速21ノットに対し本型は23ノット)。
のちに、より大型のヘリコプター2機搭載型巡視船(しきしま型巡視船(「しきしま」、「あきつしま」)およびみずほ型巡視船(「みずほ」、「やしま」))が建造されたが、これらは遠洋任務を担う巡視船であり、1978年から2001年の長きにわたり建造された「そうや」および本型は、海保の外洋警備船艇の主力として現在でも第一線にある。
同型船
※巡視船は転属に伴い船名が変更されることがあることに注意。
PLH-02 つがる
PLH-03 おおすみ
PLH-04 うらが(1980年「はやと」として転属、1997年「うるま」として転属)
PLH-05 ざおう
PLH-06 ちくぜん(1983年「おきなわ」として転属)
PLH-07 せっつ
PLH-08 えちご
PLH-09 りゅうきゅう
PLH-10 だいせん