概要
『星界の戦旗』とは、森岡浩之のライトノベル、SF小説『星界の紋章』の続編となるシリーズである。第1作目『星界の戦旗1 絆のかたち』は、ハヤカワ文庫より1996年に出版された。TVアニメ化もされ、
2000年にWOWOWで放送された。
前作『星界の紋章』全3巻が、「アーヴによる人類帝国」と「人類統合体」との間の戦争の発端と、それに巻き込まれた「帝国の王女」ラフィールおよび地上人からアーヴ階級になった少年ジントの逃避行を描いた一連の長編物語とすれば、『星界の戦旗』はその後、「アーヴによる人類帝国」にあって軍人として職務に就くようになった二人が、アーヴの貴族としての義務に追われつつ、その中で出遭うトラブルや交流を綴ったものである。「アーヴによる人類帝国」と「3ヵ国連合」との戦争は、当初こそ連合側に帝都ラクファカール目前まで攻め込まれたものの、時間をかけて帝国史上最大の艦隊を整備した帝国側に有利に展開していた。